9 合同演習2
朝食を持ってきたリークは、リリーナの隣の席についた。
ジンはリークの前で、ルキの隣だ。
ルキはリリーナの正面の席についた。
「いや、邪魔してすみません」
リークがリリーナに謝る。
「別にいいのよ。にぎやかな方が楽しいし」
リリーナは笑って答えた。
そのままリークとリリーナは談笑を始める。
ジンはルキと喋ろうかどうか悩んでいた。
俺、ルキ隊長と接点ないしなあ……。
「君、ジンくんだっけ?」
いきなり自分の名前を呼ばれてジンはあわててルキの方を見た。
「はい、そうです」
「君がかあ……」
そう言ってルキはジンの顔を凝視した。
「な、なんですか?」
「いや、リリーナが君のことをよく話すから、どんな子か気になってね」
ルキはそう言って妖艶に微笑んだ。
「あ、ああ、そうなんですか。隊長が俺を……」
ジンは内心ドキドキしながらご飯を口に運んだ。
なんで俺、こんなにドキドキしてるんだ?
隊長のこと、なんとも思ってないのに。
俺は、ブランのことが好きなのに。
「ごちそうさま」
見るとルキが食べ終わっていた。
リリーナ、リークもすでに食べ終わっていた。
「ジン、早くしないと置いてくぞ」
リークがニヤニヤしながらこっちを見ていた。
「……わかってる」
ジンは朝食を口にかきこんだ。
次から合同演習です!
視点がコロコロ変わってすみません…!




