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終わりの無い始まり-神への謁見-  作者: さかな
第一部
1/2

-プロローグ-

どうも。『さかな』と言います。

 

初めて書く小説なので、優しい目で見てやってください。

始まりは何処を観ていたのだろう…


終わりは何処に居たのだろう…


そんな事は、誰にも判らないから人が生き、人が死ぬ


それが何よりも残酷な事だと誰かが言った


誰が言った…?


頭の中でクルクル廻るその言葉は、いずれ形を変えて俺にこう言った


『神への謁見を求めよ さすれば願い 叶うだろう』


そう言ったんだ…






全ては廻る


そして、終わりを求める


それが人間であり


それが俺だ。


だから俺は求める事にした


『神への謁見』を…


それが何を意味しているかは判らないから


だが、それはいずれ判る事だ


今はただただ…


終わりを求める…




「はぁ… 毎日毎日、勉強勉強って… 私はそんなに勉強なんかしたくないっての!!」


ブツブツと文句を言いながら歩く一人の少女。


少女は胸の前で腕を組み、頬を膨らませながら家へと向かっていた。


制服を着ている事から学生なのが伺える。


見た目は高校生くらい、そこらにいる女の子と変わりはない普通の女の子。


身長は150くらいだろうか、少し小柄な感じがする。


髪の毛は肩位まで伸びた茶色、瞳は大きく、世間一般で言う『可愛い』部類に入る子だろう。


見た目はそんなに華やかな感じはしないが、守ってあげたいという気持ちにはなにそうだ。


「だいたい私ってやりたい事何にもないんだよね…」


さっきまで怒っていた少女は次の瞬間にはもう、肩を落とし項垂れていた。


嘆息気味になる少女は胸の前で組んでいた腕をほどき、さらに項垂れた。


項垂れながら歩き続ける少女


刻一刻とその時が近づいているとも知らずに…





「はぁ…はぁ…」


走って何かから逃げている一人の男


「ちくしょ…」


路地裏の誰も来ないであろう細い道で、壁に手を付き声を漏らした


「まだ鐘は鳴ってない筈なのに… なんでだ…?」


鐘、何かの暗号なのか、それともただ普通の鐘なのか、それすらわからない言葉が男の口から発せられる


「はぁ…はぁ…。大丈夫だ。鐘がなる前の戦闘はルール違反になる。」


男は自分で自分を納得させるかのように小さな声で呟いていた。


「必ず、俺が『神への謁見』を果たす。そして終わりを----」


男は走り出し、最後まで言葉が聞こえなかった。


何かが始まろうとしている。この世界で大きいな何かが…










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