表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鋼と鼓動 ~機械の体で目覚めた俺が、七つの封印に失くした自分を探す物語~  作者: TAKA


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/9

第4話 「銀の冒険者」

門をくぐった男は、すぐに困り果てた。ダンジョンに潜るには冒険者登録がいる、と道行く者の会話から知れたものの、肝心の自分が、声を出せないのだ。受付の前で口を開いても、漏れるのは無音ばかり。係員は怪訝な顔で眉をひそめた。


そのとき、横から張りのある声が割って入った。「ちょっと、あんた大丈夫?」。振り返れば、剣を背負った若い女戦士が腕を組んで立っている。男はとっさに手を振り、目の前に半透明の窓を呼び出した。そこへ文字が浮かぶ。「声が出せない。冒険者登録がしたい」。


女――フィーナは目を丸くし、それから興味深そうに窓を覗き込んだ。「へえ、魔法で喋るわけ。変わった人ね」。彼女は慣れた様子で係員に話を通し、登録の書類を代わりに埋めてくれる。


差し出された冒険者証を、男は鋼の指で受け取った。銀色のプレートが、窓の光を鈍く照り返す。フィーナはふと、彼の足元に目をやって尋ねた。「で、あんたどこへ行くつもり?」。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ