第24話 壱柱神無月蓮司
朝起きて、一階に降りると、天城さんと霧島さんが制服を着ていた。
「天城さんたちも今日から学校ですか?」
「九条、起きたか。俺らも今日から学校だ」
「そうなんですね。そういえば、柱の皆さんって、学生なんですか?」
「私は明日から学校だよ。一応、学年は天城さんとかと同じ高二だよ」
神代さんはそう言った。
「そうなんですね。鷹宮さんと白峰さんは?」
「俺は大学生だけど、通ってる大学は遠いから、断ち切りの件が片付くまでは、休学するかなぁ」
鷹宮さんがそう言った。
「俺は社会人で、就職はしておらず、妖術師として生活している」
白峰さんは鷹宮さんに続けて言った。
「そういえば、東方の柱って五人いるんですよね。あと一人はいつ来るんですか?」
「神無月さんかぁ、いつ来るんだろうな」
「あの人は、ちょっと特殊だからなぁ、鎮妖連からの命令も聞かない事があるし」
鷹宮さんがそう言った。
「白峰さん、二回遭遇して思いましたけど、俺でも断ち切りには勝てません」
「今、集まっている俺たち四人の柱でも危ういでしょう」
「となると、あの人の力がないと」
天城さんが白峰さんに向かって言った。
「そうだな、あいつは俺の家で修行した奴だ」
「父に頼んで来るように言ってもらうように言っておく」
「さぁ、今日学校ある奴らは早く朝食を食べて、学校へ行け」
「あのぉ、白峰さん、昨日、俺の学校で戦ったじゃないですか?」
「で、チョークの粉って片付けずに帰って来ましたよね」
「これって大丈夫なんですか?」
「あぁ、問題ない」
「鎮妖連には後片付け専門の部隊もある」
「だから、もう、学校には何の痕跡も残ってない」
俺らは朝食を食べて学校へ向かった。
今日も学校へ行く途中、高橋に会い、話しながら学校へ行き、いつも通りの日常を過ごした。
部活を終えて屋敷に戻ると、俺より年下の男が、屋敷にいた。
腰には刀を差していた。
「お前は誰だ?」
「少し、妖怪の気配がする」
その人がそう言って一瞬で俺に近づき、俺の喉に刀を突きつけた。
俺はごくりと唾を飲み込んだ。
「神無月、そいつは九条だ」
「鎮妖連会議で、聞いただろ」
「刀を下ろせ」
白峰さんがそう言うと、
「記憶にないね」
「第一、鎮妖連会議なんてあんなめんどいの誰が聞く」
「はぁ、お前が強いのは分かっている」
「ただ、お前は、指揮統率能力は低すぎる」
「今日から断ち切りを討伐するまで、俺の指示に従え」
「これは俺の父からの命令だ」
「もう一度言う」
「刀を下ろせ」
すると神無月さんは刀を下ろした。
「すまん、九条」
「こいつは東方壱柱神無月蓮司だ」
「よろしく頼む」
「よろしくお願いします」
神無月さんに頭を下げて言った。
「白峰、本当にこいつを中核にするのか?」
「弱すぎると思うんだが」
「まだ、弱いから我々五人の柱で修行をつけるんだ」
「なるほど、今日も修行するのか?」
「もし、するなら今日は俺と手合わせさせろ」
「とりあえず、天城が帰ってくるまで待て」
しばらくすると、神代さんが帰って来た。
「お、天城、帰って来たか?」
「神無月さん来てくれたんですね。ありがとうございます」
「なんだ、神代か」
「天城はいつ帰ってくる」
「俺がなんですか?」
天城さんも帰って来た。
「白峰、これで柱は全員揃ったぞ」
「今日の修行を説明しろ」
「今日の修行は柱五人と九条の六人を、三人ずつ二チームに分かれて対戦する」
「勝利条件はどちらかが全滅する事」
「死亡判定は致命打になる攻撃を出した時、それを回避する型を出さない事だ」
「さぁ、山へ行くぞ」
俺たちは山へ行った。
「チーム分けってどうするんですか?」
俺はそう聞いた。
「そうだな、希望はあるか?」
「私は九条くんと同じチームがいいです」
神代さんがそう言った。
「俺は、九条と敵になるようにしろ」
神無月さんは俺を見ながら言った。
「俺は、どっちでもいいです」
天城さんはそう言った。
「天城と別のチームにしてください」
「連携取るのめんどいんで」
鷹宮さんは天城さんを見ながらそう言った。
天城さんと鷹宮さんは今日もなんかバチバチしている。
「では、白峰、神代、九条のチームと神無月、天城、鷹宮のチームとする」
「ちょっと白峰さん」
「天城と違うチームにしてくれって言いましたよね」
「お前らは連携が取れるようになるべきだ」
「よってこのチームにする」
「では対戦を始める」
「俺のチームは東、神無月のチームは西に行き、七時から山に入れ」
「戦法などは自由だ」
俺たちは東へ、神無月さんたちは西へ移動した。
第24話完
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