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妖怪に襲われた俺、実は封印能力持ちでした  作者: 若葉
弍の章 柱との修行
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第22話 体験入部

 翌日、昨日と同じように学校へ向かった。


昨日と同じように高橋に会った。


「おはよう」


俺らは互いにそう言った。


「高橋、俺、テニス部入る」


「お前、大丈夫か?妖術師って忙しいんじゃ」


「心配ありがとう。でも、妖術師の先輩にやっていいか確認は取ってるから」


「そうか、じゃあ、さっそく今日、放課後、体験入部行こうぜ」


俺は頷いた。



 学校の休み時間、俺は奇妙な話を聞いた。


それは、夜遅く、この学校へ来ると、チョークの粉をまとった人がいるという話だった。


俺はその人が妖怪の可能性がある気がしたので、帰ったら天城さんたちに聞いてみようと思った。



 放課後、体育着に着替えて、高橋、伊藤と、一緒にテニスコートへ向かった。


テニスコートに入るとそこには何人かの先輩がいた。


「お、高橋、伊藤今日も来たか。ん、君は誰だ?」


先輩のうちの一人が話しかけて来た。


「小林先輩、こいつは俺の友達の九条です。中学時代もテニスやってたらしいです」


「九条くんか。よろしく」


俺は「よろしくお願いします」そう言った。


「中学時代、テニスやってたんだ?じゃあ、ある程度テニスはできるのかな?」


「はい」


「そろそろ時間か、じゃあ、今日の練習始めようか」


その日の練習は手出しから始まり、ラケ出し、サーブ練を経て、ラリーをして終わった。


俺は久しぶりにテニスをしたが、体が動きを覚えていたおかげで、割と打つことができた。



 帰り道、「お前、すごいな。ラリーで先輩と打ち合えてたじゃん」


「まぁ、中学時代やってたしね。高橋は高校から始めたんだっけ?」


「おう、興味はあったんだけど、俺の中学にはテニス部無かったからな」


「そうなんだ」


しばらく歩くと「俺こっちだから。じゃあな、また明日」


高橋にそう言われたので「また明日」そう答えて屋敷の方に再び歩き始めた。



 屋敷に戻ると、「九条、今日は遅かったな」


天城さんにそう言われた。


「今日、テニス部の体験入部に行って来ました」


「そうか」


「柱の皆さんは?」


「修行をしに山へ行ってる。お前も着替えてこい。今日は俺が修行をつける」


「天城さん、ちょっと話したいことが」


「何だ?」


「学校の休み時間に聞いた話なんですが、うちの学校、夜遅くに学校へ行くと、チョークの粉をまとった人がいるらしいんですよ。これって妖怪ですか?」


「それは、妖怪学影がくえいかもな。学影は物理以外にも精神攻撃もできる。今日の修行は無しだ。霧島、悪いが、山へ行って、柱を呼んできてくれ」



 柱の皆さんが帰って来た。


「天城、どういうことだ?学影がいるかもしれないというのは」


天城さんはそう聞かれると俺が話した内容を説明した。


「なら、九条の学校へ行くぞ、今回の討伐のメンバーは俺、天城、神代、そして、校内の案内も必要だから九条。以上四名とする」


「ちょっと、白峰さん。俺は留守番ですか」


鷹宮さんがそう言った。


「あぁ、そうだ。もしもの時の為にここで待機しておいてくれ」


「もしもの時って、対学影ならもしもなんてないですよね?」


「天城の話によると断ち切りは毎回、討伐直前または、直後に現れる。そうなると、一応、一人は消耗していない状態で待機させたい」


「分かりました。お気をつけて」


「では、行くぞ」


俺らは屋敷を出た。


第22話完


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