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妖怪に襲われた俺、実は封印能力持ちでした  作者: 若葉
弍の章 柱との修行
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第21話 紅茶の時間

 神代さんの部屋に入ると「九条くん、怪我、大丈夫だった?」そう聞かれた。


「はい、大したことは無かったです」


「そう、それは良かった。そこの椅子に座って」


俺は座った。


「九条くん、紅茶飲む?」


「はい、飲みます」


神代さんの部屋は、俺や白峰さんの部屋と違い、西洋風のおしゃれな部屋だった。


神代さんが紅茶を淹れながら「九条くんは砂糖とかミルクとかいる?」


「大丈夫です」


しばらくすると、トレイに紅茶の入ったカップを二つ置き、テーブルまで持って来た。


「はい、どうぞ」


俺の前に紅茶のカップを置いて言った。


「いい香りですね」


「分かる?これダージリン」


「いただきます。美味しいですね、この紅茶」


「九条くん、紅茶好き?」


「まぁまぁ好きですね。実家にいた頃は結構飲んでました」


「そうなんだ。じゃあ、たまに淹れてあげるね」


神代さんは微笑んで言った。


「さてと、じゃあ、本題に入るね」


「それで何の話なんですか?」


「もしかしたら、白峰さんとかから聞いてるかもしれないけど、『変』の能力は危険だということは知ってるね?」


「はい。でも修行で身につけたものだけなんですよね」


「まぁ、鎮妖連的にはそうなってるね。私は九条くんの決断を否定するつもりはないけど、確認しておきたいことがある。九条くんは、『変』の能力を扱う覚悟はある?」


さっきまでとは違い、部屋の空気が重く沈んだ。


「はい、俺は『変』で人を救えるなら、俺は『変』を使います」


「そう、なら私は九条くんの決断を尊重するよ。でも、なんかあったらいつでも言ってね。私は九条くんに生きていて欲しいから」


話し終えて紅茶を飲み終わった後、俺は神代さんの部屋を出た。



 俺は自分の部屋に戻り、伊藤のノートを見て、休んでた間の勉強を始めた。


俺の学校は超名門校とかではなく、一般的な学校だった。


勉強はまぁまぁ得意だったので、中学時代の担任にはもっと有名な学力も高い学校に行くことを勧められたが、なんか気が向かなかったので今行っている学校を選んだ。


もしかしたら、これは決まっていた運命だったのかもしれないと、思うこともある。


勉強をしていると、白峰さんたちが帰って来た。


そういえば、部活について相談することを思い出したので一階に降りて、天城さんに話しかけた。


「天城さん、あのぉ」


「何だ?」


「俺、中学時代、部活でテニスしてて、高校の友達に一緒にやろうって言われたんですけど」


「で、何だ?」


「え、一応、入っていいか聞こうと思って」


「あ、そういうことか。うーん、白峰さん、こういうのってどうすればいいんですか?」


白峰さんは「学校生活との両立はすべきだ。やって、九条の判断に任せる」


神代さんが階段を降りて来て「私も、九条くんが自分で決めていいと思うよ。今は違うけど、暇な時は暇だから。妖術師」


「じゃあ、俺、テニス部に入ります」


キッチンで料理をしていた霧島さんが「ご飯出来たよ。天城、配膳手伝って」


天城さんは「分かった」


そう言ってキッチンへ向かって配膳を手伝い始めた。


配膳が終わると皆んな席について夜ご飯を食べ始めた。


第21話完


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

次回も引き続き更新していく予定です。

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次回もよろしくお願いします。

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