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妖怪に襲われた俺、実は封印能力持ちでした  作者: 若葉
弍の章 柱との修行
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第20話 伍柱神代夜依

庭には天城さん、鷹宮さん、白峰さんがいた。

そして、もう一人、天城さんと同じくらいの年齢の女性が立っていた。


「あなたが九条くん?」


その女性に聞かれた。俺は頷いた。


「自己紹介しなきゃだね。私の名前は神代 夜依かみしろよい。よろしくね」


「よろしくお願いします」


俺はお辞儀をしてそう言った。


「神代は東方伍柱で、霧島と同じ『獣』の能力を使う。

契約妖怪の数は全妖術師の中で一番多い」


天城さんが説明を付け足した。


「さて、そろそろ今日の修行始めようぜ。俺暇すぎる」


鷹宮さんがそう言った。


「鷹宮、お前はちょっと黙ってろ」


天城さんは鷹宮さんを見てそう言った。


「で、白峰さん。今日は何するんですか?

私は今日来た身、なので、白峰さんの指示が欲しいです」


神代さんは鷹宮さんと反対の性格に見えた。


「そうだな、とりあえず、神代、九条、手合わせをしろ」


「ちょっと、白峯さん、俺らは何するんですか?」


白峰さんが口を挟ぐ。


「鷹宮、人の話は最後まで聞け。

俺と天城、鷹宮は天城、鷹宮対俺で手合わせを行う。


お前らは連携があまり取れていない。

断ち切りを倒す為には東方の柱全員が連携し、九条の能力が上がらないと無理だ」


「えー、天城と組んで戦うんですか?

そんなの嫌ですよ。こんな可愛くない後輩」


「鷹宮、お前、いい加減にしろ」


「は、お前に言ってんじゃねーよ、天城」


「は?」


二人が殴り合いそうになった。


「おい、お前ら、俺の話聞いてなかったか?

お前らいい加減にしないと、鎮妖連に報告して、地位を剥奪するぞ」


すると二人は振り上げていた拳を下げた。


「神代、お前らはここで手合わせしろ。

天城、鷹宮、俺らは近くの山に行くぞ」


そう言って白峰さんたちは屋敷を出て行った。


「九条くん、じゃあ始めようか」


『我の契約妖怪 焔尾狐えんびぎつね風爪鷹ふうそう風走馬かぜばしりよ我の元へ現れよ』


炎の尻尾を持つ狐と結構大きく、透けている鷹、足が透けている馬が現れた。


神代さんは現れた三体の妖怪それぞれを撫でて


「みんな、可愛いでしょ。

私の大事な仲間。


九条くんも能力使ったら。

風走馬、背中に乗せてね」


そう言って風走馬に乗ると


『妖術発動!壱の型獣命令』


攻撃が来る。俺も能力を解放する。


『妖術発動!壱の型変相、漆の型刃体』


俺はとりあえず神代さんが乗っている風走馬を狙って走り始めた。


すると、上空からは風爪鷹が、超高速で突進してくる。

同時に、地上では焔尾狐が炎を纏い、俺に向かってきた。


くそ、とりあえず攻撃を防がなければ


『妖術発動!捌の型硬変』


体を硬化して攻撃を受け止めた。


「九条くん、もし、君に契約妖怪がいるなら、召喚してもいいよ」


神代さん含め四対一は不利すぎる。


背中に、嫌な汗が伝った。


だったら、俺も契約妖怪を使う。


『我の契約妖怪夜猫よ我の元へ現れよ』


「夜猫、焔尾狐を惹きつけてくれ」


夜猫は焔尾狐に斬撃を撃ち、俺から少し離れたところで戦闘を始めた。


こうしている間にも、何回か風爪鷹が、俺に突進してくる。


硬変を使うと移動能力は遅くなる。


『妖術発動!拾漆の型獣王模倣』


透明な翼が生えて来た。


契約妖怪の能力を使えるか分からなかったが、使えて良かった。

これなら上空からは攻撃できる。


「九条くん、風爪鷹の能力を使うとかすごいね」


上空に上がって突進し始めるとかなりの風圧がかかって来た。


神代さんに近づいた時、かなりの衝撃を受けて、屋敷の外へ飛ばされた。

近くのブロック塀にぶつかった。


俺の能力は解除されていた。

そして、背中がかなり痛かった。


しばらくすると、


「九条くん、大丈夫?

ごめん。ちょっとやりすぎたかな」


手を出して来た。


手を掴むと引っ張って立たせてくれた。


「屋敷に戻って手当てしようね。

一応、予定ではまだ修行の時間は残ってるけど、話したい事があるから」


屋敷に戻り


「澪、九条くんの手当てしてあげて」


「夜依、何があったの」


「私がちょっとやりすぎちゃって、ブロック塀に背中打ち付けちゃったの」


「九条くん、大丈夫?痛くない?」


俺は霧島さんに聞かれた。


「大丈夫です。

硬変してたんで、普通の人間よりかは受けたダメージは少ないと思います」


「澪、任せるよ。

九条くん、手当終わったら二階の私が使ってる部屋に来てね」


そう言って階段を上がって行った。


第20話完


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

次回も引き続き更新していく予定です。

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次回もよろしくお願いします。

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