表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妖怪に襲われた俺、実は封印能力持ちでした  作者: 若葉
弍の章 柱との修行
17/29

第17話 対決天城VS鷹宮

「お、起きたか」


なんか聞こえた気がする


「は!」


俺は目が覚めた。


「九条、お前やるな。初めての戦闘であれくらいって来れる奴は初めてだ。そのうち柱になるかもな」


鷹宮さんが俺にそう言った。


「ありがとうございます」


そう答えると


「調子に乗るなよ。お前をある程度は認めるが、まだまだだからな。第一、サポートがメインの『結』の能力に負けてるんだからな、とはいえ俺が強すぎるだけか」


そう言って来た。


「鷹宮、相変わらずだな」


玄関を開けながら天城さんが言った。


「天城、相変わらずとはなんだよ、というかー、俺って兄弟子だよねー、兄弟子には敬語を使うのが筋じゃないかな」


少し不気味な気配がした。


「構わないだろ、今は俺の方が位が上なんだから」


この二人からはすごく対抗心が感じられる。


「あれ、そういえば九条くん学校行かなくていいの?」


霧島さんが朝ごはんの用意をしながら聞いてきた。


俺は実を言うと忙しすぎて学校に行けなかった。


「行かなきゃなんですけど、やっぱ忙しいですし」


軽く言ってみた。


「そういや、俺も霧島も3日後には始業式か」


天城さんは忘れていた事を思い出したかの様に言った。


「となると、これからどうするか考えないとね」


霧島さんはそう言って


「一応、鎮妖連の決定的には学業と両立しろと言われてるし」


ハブられてると思った鷹宮さんは


「おいおい、俺の事はどうでもいいのかな、天城」


天城を見て威圧している。


「鷹宮は大学生だろ、大丈夫だろ」


軽く天城さんは返した。


鷹宮さんのことを鬱陶しく感じてるみたいだ。


「天城、さっきも言ったけど兄弟子には敬語を使うのが筋だろ」


そう言った瞬間


「あー、鷹宮、お前本当に鬱陶しいな。庭に出ろ、格の違いを見せてやる」


天城さんはすごく怒ってるみたいだ。


「天城もすごい生意気になったな。いいよ、久しぶりにお前と手合わせしたいと思ってたし」


二人は見つめ合ってかなりバチバチしていた。


普段なら霧島さんが止めに入りそうな気もしたが


おそらくあまり親しくない鷹宮さんの取り扱いは出来ないんだろう。


「おい、九条、お前も見とけ」


2人が同時にすごく威圧的な声で言って来た。


庭に行く間も2人は喧嘩じみた会話をしていた。


「さてと、元々は兄弟子だけど、今となっては俺より位が低い鷹宮、改めて分からせてやるよ」


なんか皮肉じみている。


「いやー、残念ながら俺は前より強くなってるぞ、天城には言ってたよな。調子に乗るなと」


2人の周りだけ凄まじい威圧を感じる。


「じゃあ、いくぞ」


天城さんがそう言うと


『妖術発動!壱の型影纏、陸の型影刃』


鷹宮さんの方に突撃し始めた。


「相変わらず、天城は能力が強いねー、『影』の能力自体妖術師の中では花形だし。だけど、俺を舐めるなよ」


『妖術発動!漆の型結踏』


あれは俺に使って来た型だ。


天城さんでもあれは耐えきれないんじゃ。


「珍しいな、初手から応戦してくるとは」


驚きながら天城さんは言って


『妖術発動!参の型影隠かげかくれ


天城さんが視界から消えてしまった。


「あぁ、俺の能力は能力を与える対象を視認できないと上手く発動できないんだよな。『影』の能力者でも能力が弱い者なら見えるんだが、流石に『影』の能力者最強と言われている天城は見えない」


天城さんはどこへ行ってしまったんだ。


『妖術発動!肆の型影矢かげや


物置の方から突然影の矢が鷹宮さんの方へ飛んでった。


『妖術発動!伍の型結壁』


鷹宮さんは物置の方に壁を作って矢を防ぐ。


『妖術発動!壱の型結界張けっかいちょう


何が変わったのか俺にはわからなかった。


「あぁ、そこか」


鷹宮さんはそう言うと走り始めた。


そして何も無いところを殴った。


すると、天城さんの姿が現れた。


『妖術発動!捌の型結断域けつだんいき


「いくら天城でも能力無しじゃ弱い」


今度は2人が殴り合いをしている。


天城さんは何故か影纏と影刃が無くなっている。


何が起こってんだ。


「天城、終いにしよう。で、俺に再び敬意を示せ」


そう言うと


『妖術発動!漆の型結踏』


鷹宮さんが型を出したことにより砂埃が舞う。


「天城さーん」


俺は天城さんが心配になってそう言った。


そうすると


「九条、安心しろ」


砂埃が止んだ、鷹宮さんの姿はあったが、天城さんの姿はなかった。


なんで声がするんだ?


「九条、後ろだ」


後ろを向くと天城さんがいた。


『妖術発動!伍の型影走り(かげはしり)』


「お前の影に移動させてもらった。型は併用すると一つ一つの力が弱まることがある。特に効果範囲が広い『結』はそれが顕著だ。鷹宮、いくら俺の動きを止めようが、能力を使えない様にしようが、トドメを刺そうとする時、隙が生まれる」


冷静沈着に言った。


「これ以上続けても、結果は変わらない。伍柱入れ替わり決戦の時と同じで俺の勝ちでいいな」


そう聞くと


「いや、どっちかが倒れるまでやるぞ、そうでもしないと気が済まない」


鷹宮さんからすごく威圧を感じる。


その瞬間後ろからすごい威圧を感じた。


「天城、鷹宮その辺で止めろ!止めないなら、お前ら両方気絶させる」


誰の声だ?聞いたことない。


ただ、天城さんも鷹宮さんも能力を解除してその声の主に頭を下げていた。


第17話完


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

今回、最後に天城と鷹宮へ声をかけた主は誰だと思いますか?よければ予想して感想に書いてください。

いただいた感想には、可能な限りお返事していきたいと思っています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ