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第11壱話 能力解放

 妖術書『変』を開き、型が載っているページを見ると、習得の方法が載っていた。


 おそらく、俺の祖父が俺に向けて書き足したであろう文も載っていた。


 俺は本に載っている内容を参考に、修行を始めた。


 自分の部屋では狭かったので、屋敷の庭でやる事にした。


 俺はスマホのタイマーを一時間に設定して始めた。



 修行を始め、本に書いてある内容を実践しようとしたが、実際にやってみると、すごく難しかった。


 縁側には、師匠と霧島さんが俺の修行を見守ってくれていた。


 修行を続けて、残り五分になった時、俺は壱の型を習得出来た。


 自分では気づかなかったが、師匠に言われて気付いた。


 習得した事により、頭に生えていた角が消えた。


 師匠によると、壱の型を習得すると、術を発動しない限り、角が生えてきたりしなくなるそうだ。



 俺は改めて、


『妖術発動!壱の型変相』


 そう言って術を発動すると、牙と角が生えてきて、爪が伸びて鋭くなった。


「あ、そうだ」


「術の発動を止める時は『妖術終止』」


「そう言って、力を抜くと止められるよ」


 そう霧島さんが教えてくれたので、


 さっそく、


『妖術終止』


 そう言って力を抜くと、牙や角が無くなり、爪も元に戻った。


「流石、斑鳩さんの孫だ」


「初日で、ここまで制御出来るとは」


 そう師匠に言われた瞬間、スマホのアラームが鳴った。


「今日は、ここまでだ」


 そう師匠に言われたので、


「御意」


 そう言って、


「体力トレーニングとかは、しても大丈夫ですか?」


 そう尋ねた。


「構わない」


「どのみち、体力はあればあるだけ良い」


 そう言われたので、体力トレーニングを開始した。



 翌日、俺は基本の五つの型、全てを習得する事が出来た。


 基本の五つの型は、体を少し妖怪に近づける物だと、祖父の追記があった。


 明日から習得する戦闘術は、より妖怪に近づき、強くなれるが、負担も大きいと書いてあった。



 次の日、天城さんが帰ってきた。


 天城さんが帰ってきたことにより、


 能力の解放の修行は師匠が、


 体力トレーニングは天城さんが、


 面倒を見てくれる事になった。


 そして俺は、今日で五つある戦闘術全てを、ほとんど習得できたらしい。


 体力トレーニングは、能力を解放する修行の後にやるのだが、


 久しぶりの指導ということもあり、天城さんは結構きつい要求をしてきた。


 ただ、トレーニングをしている最中に、


 確実に体力が上がっていることを、感じられた。



 明日は、性質改変術を習得する。


 本を読んで思ったが、


 ここからは、いよいよ本当に、


 人間であることを捨てるような内容が書いてあった。



 次の日、気づいたら、入学式まで後五日になっていた。


 一応、入学する学校から宿題は出ていたが、


 修行の合間に終わらせていた。


 能力の修行に関しては、今日はちょっと手こずった。


 何せ、全て人間離れしているからだ。


 しかし、一時間が経つ少し前にコツを掴んだので、


 明日、習得できると思う。



 次の日、俺は五つある性質改変術、全てを習得した。


 だけど、まだ鍛錬が足りないのか、


 少しの間しか、性質を変化させられない。


 明日は、夜猫にも修行に付き合ってもらう。


 なぜなら、明日は契約、融合術の習得をするからだ。


 これは、契約妖怪と融合したり、


 敵の妖怪の能力を模倣出来るらしい。



 次の日、今日は特に、何も成果は無かった。



 次の日、俺は契約融合術の習得に成功して、


 基本の型、全てを習得する事が出来た。


 その日、天城さんから紙を渡されて、


「これは、妖術師になった事の届出だ」


「書け」


 そう言われたので、書いて天城さんに渡した。


「確か、明日入学式だよな?」


 そう聞かれたので、


「はい」


 そう答えた。


「何とか、間に合ったか」


「一応、明日からの事を伝える」


「お前は、一応基本の型の習得は済んでいる」


「後は、実践だ」


「だから、明日から妖怪が出現したら」


「俺と共に、討伐しに行く」


「いいな」


 俺は、


「御意」


 すぐに返した。


「後、体力トレーニングは続けろ」


「以上、明日に備えて早く寝ろ」


 そう言われたので、俺は部屋に戻って寝た。


第11話完


ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

次回も引き続き更新していく予定です。

感想や評価をいただけると励みになります。

次回もよろしくお願いします。

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