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第1話教師になって戸惑う俺〈3〉

久々に書いてみた。

〈美優視点〉



私は先輩と後輩の相川すずちゃんと一之宮かりんちゃん達と先生の車に乗って皆の家まで送ってもらいました。

最後は私なんですけど先生の真面目な顔をじっと見ていました。

「おい、朝香お前の家ってこの辺か?」

先生はそう私に聞いてきた。

「あっ、はい!ここです!」

私はそう先生に言った。

「それじゃあね、また明日な」

先生はそう笑顔で私に言った。

「あっ、はい!」

私はそう先生に頭を下げた。

私は先生の乗る車の後ろ姿をじっと見ていた。




ーーー美優の部屋ーーー




私は部屋に入ってベッドに寝っ転がり天井を見ていた。

先生はキレイで大人で凛々しくて憧れの女性の先生だな〜。

私は先生の事ばかり考えていた。

「でも、先生が辞めることとかないよね」

私はそう言ってベッドで横になっていた。



〈光兼視点〉



俺は車から降りて上着を脱いでハンガーに掛けてベランダで雨の音を聞いていた。

「昔と変わらないな」

俺はそう言ってじっと外を見ていた。

「光兼、今日は何を作るんだい?」

おふくろはそう俺に聞いた。

「たまには激辛麻婆ラーメンでも作るか」

俺はそう言って台所に向かった。




ーーー次の日ーーー




土曜日俺は雨が止んで村の中を暇つぶしにな散歩をしていた。

俺は川を見て昔の事を思い出していた。

よく同い年の友達と釣りしたり泳いだりと楽しい日々を過ごしていた。

俺はふと後ろを振り向くと見覚えのある女子5人が立っていた。

「よう、お前等」

俺はそう言って5人に近寄った。

「あっ、先生ヤッホ〜」

三多摩ここあはそう言って片手を上げた。

「よう、休みだから遊んでたのか?」

他のメンバーにも聞いた。

「そうの!」

すずはそう言ってはしゃいでいた。

俺は他のメンバー達と一緒に遊ぶことにした。

春の日差しは暖かくて心地よく他のメンバーが何があるかわからないから俺は保護者としてメンバー達と鬼ごっこやかくれんぼをして遊んでいた。

「先生、今から先生のうちに行っても構わないん?」

すずはそう俺に聞いた。

「ああ、構わないぜ」

俺がそう言うと他のメンバーのうち朝香だけ少し申し訳無さそうな顔をしていた。

「どうした?朝香?」

俺はそう朝香に聞いた。

「えっと、先生の家に行っても構わないんですか?迷惑じゃ?」

朝香はそう俺に聞いた。

「気にすんな、子供は気にせずに遊びに来い」

俺はそう言って生徒を家に招いた。



ーーー田所家ーーー



俺は家に着いて生徒達に昼飯をごちそうした。

ちなみに今日のメニューはおかかチャーハンだ。

「どうだ?美味いか?」

俺は生徒達に聞いた。

「すごく美味しいですよ!先生!」

ここあはそう言ってチャーハンを食べていた。

「うまうま」

かりんはそう言ってチャーハンを食べていた。

他のメンバーもチャーハンを食べていた。

俺は食べ終わって朝香以外は眠たそうな顔をしていた。

俺は皿を持って台所で皿を洗っていた。



ーーー10分後ーーー



俺はベランダでじっと空を見ていた。

「あの、先生」

朝香は俺の隣に座り声を掛けた。

「どうしたんだ?」

俺は朝香を見た。

「あの、先生は女の人ですよね?」

朝香はそう俺に聞いた。

「いや、俺は男だが?」

俺はそう朝香に言った。

「えっ?////」

朝香はそれを聞いて顔を真赤になって驚いていた。

「す、す、すみません!先生が男性だったなんて知らなくて!ごめんなさい!」

朝香はそう言って頭を下げた。

「気にすんな!俺は気にしないからよ」

俺はそう言って少し苦笑いをして朝香の頭を優しく撫でて空をじっと見ていた。

「あの先生は彼女とか居ますか?」

朝香はそう俺に聞いた。

「いや、彼女は居ないぞ!俺は見た目からよく女に間違われるから彼女何ていねぇよ」

そう言って俺は少し悲しくなっていた。

「あの、先生!わたし・・・先生の隣に立てる人になりますね!」

そう朝香は俺に言った。

「ん?おう!」

俺はそう言って雲をじっと見ていた。



〈美優視点〉



私は家に帰って布団で横になって先生の顔が頭に浮かんだ。

あんなに綺麗で大人で優しい人が男性だったなんて思わなかった。

「先生にわたしの気持ちを告白したけど先生わかってないよね?」

わたしはそう言ってベッドでゴロゴロと悶絶していた。



おわり

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