◆◆◆◆◆気持ちを切り替えようとした結果こうなってしまった件 ⑤◆◆◆◆◆
いよいよ明日大阪大会です!
リストを渡そうとしていた青年が、オレの視線の先を見てひとこと。
「懐かしいですか?」
「いえ、オレも一度だけここでやってる大会に参加して2回ぐらいは勝ったんですけど、
見事の速度負けしちゃいました。その時の写真とかないかなっておもって……」
確か10歳の時だから……そう思い98年くらいだったかな。
「おーー! 居たいた。この丸刈りをしてるのがオレです」
古ぼけた写真にサンダーショットを持っているオレが写っていた。
まじで懐かしい!!
「参加していただいていたんですね。ありがとうございます」
青年はうれしそうにそう答えた。
「せっかくだから、この写真撮らせてください!」
その言葉に青年は頷いた。
「レイさーーん! 準備しなくて大丈夫ですか?」
と烈くんの声。
「ああ! 今行くよ!」
と答え青年はコースへと向かった。
とりあえずリストと商品を確認してみるか……
少し古いものが多いが数があるのでそこそこの値段になりそうだな。
そんな中、何度となく、剛君のミニ四駆がコースアウトする事が聞こえる。
その度に、ゲッ うわっ! あーー! という叫び声も聞こえる。
烈くんと青年からはそう言った声は聞こえずキレイに走っているようだった。
……まぁ、オレには関係ないけどね。
さぁ、リストの確認続けるかな。
そうしている間に1時間が経過した。
「それじゃ、レースやるよ!! 準備は良いか剛?」
「もちろんだぜアニキ!」
その言葉に頷く剛くん。
「レイさんも準備はいいですか?」
「ああ。大丈夫だ」
店員さんも準備は整ったようだ。
「それじゃ、せっかくですし……」
オレのほうを見て烈くんが一言。
「弾さん。スタート切ってもらえますか?」
ん? オレがやるのか?
「あぁ? べつにいいけど。」
「よろしくお願いします」
剛君のマグナムと、烈くんのソニック。
そして、店員さんのレイスティンガー。
それぞれのマシンが電源を入れ
3台のミニ四駆の激しいモーター音が響いた。
「レディーー ゴー!」
オレの掛け声と共に3台がいっせいに走り出した!
今回はとにかく軽いマシンを作ったので、
うまくいけば一回戦ぐらいは!!




