◆◆◆◆◆気持ちを切り替えようとした結果こうなってしまった件 ①◆◆◆◆◆
さてさて、新章です!
「弾さん大丈夫!?」
「ん? 大丈夫ですよ!」
真紅さんが心配そうに声をかけてきた。
「さっきから、受け取った荷物を全部同じ場所に並べてるけど」
「え!?」
しまったーー!
完全にぼけてた。
預かった中古品をメーカーごとに分けるはずだったんだけど
全部同じ棚に……
「だ、大丈夫です。すぐに戻しますので」
「戻す? えっと、分けてもらえればいいですよ」
「調子が悪いようなら、無理はしないでくださいね」
……気を取り直していくか。
ひととおり、在庫を整理したあと、バックヤードから出て行く。
ジャパンカップの模擬コースが完成したせいか、
多くの客がテスト走行に来ていた。
お客が入る事はいいことだ!
にしても高い壁だよなぁ。
このレーンチェンジほぼ垂直だよ!
子供の頭を超えるんじゃねぇか?
コースを走らせる多くの人が、
新たに追加されたレーンチェンジにひっかかり動けなくなっている。
コレをクリアするのは大変だわなぁ。
対策なんて分かるかぁ!!
って感じでみんな悶々としているようだ。
次走らせるのは、師匠と源さんか。
2台のミニ四駆をいっせいに走らせるが、
ダブルドラゴンと表彰台のような場所を二台ともが走りぬけるが、
源さんがレーンチェンジにひっかかり上りきれずに終わってしまった。
師匠は、見事に全てをクリアした。
その後、ひとことふたこと源さんに言うと、
源さんもなっとくしたかのように、ピットへと戻っていった。
まぁ、皆頑張ってくれ!
オレもそろそろ、仕事にもどらないとな。
そんな風に思っていると、トントンとオレの肩を誰かが叩く。
振り向くと、指がほっぺに勢いよく突き刺さった。
「大丈夫?」
「地味に痛い」
指をさらに押し付けてくる純香ちゃん。
「そっちじゃなくって、」
「なにが?」
「あのレース終わってから、なにか沈んでる気がするけど」
「そうか?」
純香ちゃんにまで、心配されている。
そんなに落ち込んでるように見えるかな?
「だって、マシンそのままにしたままじゃない?」
「まぁ、レース終わったしな。これを一区切りとして、ちゃんと仕事とか
就職のこととか考えないとな」
あのあとのレースは、決勝でスメラギさんとマリナさんがレースを行い
スメラギさんが勝利をした。
コースアウトしたオレのサンダーショットは、バンパーとボディが割れて、
もう走れない状態になってしまった。
「仕事とか就職が大切なのはわかるけどさ……でもそのままにするなんて」
「遊びにばっか時間をかけられないよ」
「さぁ、仕事にもどんべ。仕事に……」
ここから、どうつなげるか悩ましいです




