◆◆◆◆◆大型量販店で小さなレース参加したら色々大変な状況になった件 決勝レース13◆◆◆◆◆
最近圧倒的に速度負けしちゃってまして。
どういったセッティングすれば速くなるのか悩んでます><
ファイヤースティンガーを手に取るマリコさん。
その横でアバンテを受け取る師匠。
純香ちゃんが声をかけるかどうか迷い手を伸ばすが、
頭がさがったままの師匠は、トボトボと師匠のピットへと帰っていく。
「良いレースだったよ!」
純香ちゃんの言葉に、顔を上げる師匠。
「ごめん……負けてもた」
「でも、楽しかったでしょ?」
その言葉に、まっすぐ純香ちゃんを見る師匠。
「今度は、アタシのためじゃなっくって、自分の為に次のレース頑張れ!」
「うん。」
そう、頷いた。
「それでは、次のレース行ってみましょう」
おおっと、準備しないと!
手にサンダーショットを持ってコースへと向かう。
「準決勝に第2レース開始です!
弾選手のサンダーショット! VS 帝王スメラギ選手のフォックス!」
その声に惜しみない拍手、なんか照れるなぁ。
といっても、その拍手はオレにというよりも、スメラギさんにだろうけど。
「がんばれーー!」
一部の知った声だけ聞こえる。
まぁ、ここまで運だけで勝ち残ってきたわけだから、
正直負けたところで悔いはない。
さっきと全く同じ、完走さえ出来ればいいセッティングだ。
今の俺の実力だと、それ以上触る事もできない。
でも、やれるところまでやろうじゃないか!
なぁ、相棒!
「それでは、レースを始めます」
その言葉にあわせ、マシンの電源を入れる。
その音を打ち消すかのように激しい音が、隣から聞こえる。
……これが、優勝候補のマシン。
「レッドシグナルが、グリーンに変わって……スタート!」
オレと、スメラギさんのマシンがほぼ同時に手から離れた!
「両者いっせいにスタート!」
「ストレートを走り抜ける二台のマシン!」
「パンチの効いた走りでフォックスが猛ダッシュしながらドラゴンバックへとたどり着きジャーンプ!」
「綺麗に着地成功!」
「それを追いかけるサンダーショットもジャンプし……」
耐えろ!
「見事に着地成功!」
「その間にもカーブを抜けるフォックス!」
「バックストレートへ突入する!」
「フォックスとの差が広がっていくサンダーショット!」
「必死に追いかけるが、差は開いたままだ!」
「カーブへと入ったフォックス、悠々とレーンチェンジを抜けストレートへ!」
「それを追いかけるサンダーショットもカーブへと入った!」
「圧倒的な速度で、走り抜けるフォックス!」
「ドラゴンバックを綺麗に着地しカーブへと入った!」
「必死に追いかけるサンダーショット! ストレートを抜け……ジャンプ!」
「ああっと! ジャンプの勢いは収まることなくコースアウトしたぁああああ!!」
スメラギさんのコースアウトしちゃえ! そしたらさっきのレースみたいに……
バキッツ!!
え!? なんだ?
サンダーショットが、着地した瞬間、何かの破片が辺りに飛び散った。




