表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

32/165

◆◆◆◆◆大型量販店で小さなレース参加したら色々大変な状況になった件 Bブロック④◆◆◆◆◆

もう、お正月ですね!

「昨日セッティングとったんちゃうんか!?」


声の主は、そう師匠だ。


「そのセッティングどおりにすれば、ええやろ!

ワイみたいに、細かいセッティングする必要なんかないねん!!」


「いやでも、このままだと……」


俺の言葉をさえぎるように怒声は続く。


「自分、初心者やろ!

まずは完走することを考えろよ!

そのほうが、勝てる可能性高いわ!」


そうだ、完全にやられていた。

1週目のレースで、速度負けしたからといって、

2週目3週目と、速度負けするわけではない。

他の人たちのレースを見てると、結構な確率でコースアウトしている。

このレースは、一人に勝つことが目的ではなくって、

何勝するかの勝負なんだ。

セッティングを戻そう……。


「そうや、忘れとったわ!」


そういうと、師匠は金属の板を渡してくれた。


「さっきから、コースアウトしまくってるからな

ちゃんと真っ直ぐジャンプするかみとかなあかんで!」


「ありがとう」


師匠から板を受け取ると、師匠はプイッと横を向いて元の師匠のピットへと

帰っていった。

確かに、コースアウトしまくってるしな。

そう思い、リヤブレーキをゆっくりと下げてみると……

やっぱり傾いていた。


これだと基本設定に戻したところで

ジャンプで確実にコースアウトしてしまうな。


さすが師匠。走りを見ただけで、どうなるのか分かるんだな。



セッティングを戻し、レースを再開する。


7レース目

1週目……コースをクリア!

2週目……コースをクリア!

3週目……コースをクリア!


まわりの二台がコースアウトし、どうにか1勝目。


8レース目

1週目……コースをクリア!

2週目……コースをクリア!

3週目……コースをクリア!

同じくこのレースでも一人だけ残り1勝!!


9レース目

1週目……コースをクリア!

2週目……コースをクリア!

3週目……コースをクリア!

このレースでは2台残ったけど

ギリギリのスピードで走りきり1勝!!


「さて、Bブロックも終盤!

 しかしながら、Bブロックのレース荒れています!」


「スメラギ選手の圧倒的な速度の影響か、多くのレーサー達の速度が上がっています。

 そしてその結果、ジャンプ後のカーブをうまく着地できずにコースアウトしてしまっています!!」


速度上げてたのって俺だけじゃなかったのか?

確かに、あの圧倒的な速度を見てしまうと、速度を上げなきゃ行けない気になってしまう。


「現在の9勝のスメラギ選手以外、3勝のレーサーが4人! 殆どのレーサーが2勝にとどまっています!」


ってことは、俺が今3勝だから…あと1勝すれば、決勝にいける可能性が高いって事じゃねぇか!!


そんな風に、ドキドキしているうちにも

次々にレースは進んでいく。


実況のおねぇさんの言うとおり、次々にコースアウトしていき、

あっという間に俺の番となった。


「では、次のレースです! サンダーショットの弾選手! 

 黒く輝くライキリを扱うは隼人選手!

そして、フォックスのスメラギ選手! 

おっと!? スメラギ選手

ここで勝てば10勝! つまり全勝となります!!」


辺りから歓声が沸く!

最後がこの人とレースか…キツイな。

コースアウトしてくれと願うことしか出来ない。


最後のレースになるかもしれないけど、

せめて完走くらいしてやる!


「それでは、レッドシグナルから……グリーンに代わりスタート!」


いっけーぇええええ!

サンダーショット!

(と・・・心の声で叫ぶ!)

スタートのタイミングはばっちりだ!


「3者綺麗にスタート! 最初のストレートでは殆ど差は開きません!」


「そして、ジャンプ台へとさしかかり……全車見事に着地成功!」


「カーブを抜けバックストレートへ!」


「フォックス、ライキリ、サンダーショットの順で走ります!」


「ストレートの先のカーブを走る三台!」


「フォックスがじりじりと差を広げて行きます!」


くっそ! さすが優勝候補!

どんどん差が開いていく……。

ふっとべふっとべふっとべ!!


「そしてホームストレートでは、順位が入れ替わることも無く

フォックス、ライキリ、サンダーショットの順で走ります」


「そのまま差を広げ2週目のジャンプ……見事に着地成功!」


「カーブへ入を抜け後ろ二台と差をあけていくフォックス!」


「バックストレートを独走状態で走り2週目のコーナーへ!」


「そして、そのまま独走を続け3週目に入った!」


「圧倒的速度で走るフォックス!」


「3週目のジャンプも綺麗に飛び越えて走り抜ける!!」


「もはや、誰も追いつけないのか!?」


「バックストレートを抜けコーナーへと入ったフォックス!」


「最終コーナーを抜け……ゴール!」


「おめでとう! 見事10勝を果たしました! スメラギ選手」

俺の願いもむなしく、10勝の言葉に会場中から割れんばかりの拍手が送られた。


そんな中を、残り二台のマシンもゴールした。


これで、俺のレースも終わりか

くやしいけど……このなんていうか、ギリギリの感じ楽しかった!

ピットに戻って、サンダーショット片付けるかな?


「さて、これで全選手が10レースを終えたわけですが、

 3人まで決勝進出が決まりました!

 残り1枠に関しては、3勝のしている3名で再レースをしていただきます!

 現在3勝しているのが、セイントドラゴンの車剛選手! 

 ホライゾンのマンガウィルス?……選手! えーっと、これはハンドルネームってことですね。

 そして、残りの一人は…… 」


あれ? てことは???


「サンダーショットの弾選手!」

お年玉でGUPのスラダンセット買おうかなぁって思います。悩ましい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ