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◆◆◆◆◆大型量販店で小さなレース参加したら色々大変な状況になった件 Aブロック④◆◆◆◆◆

さてさて、二人の勝負はいかに!?

「いっせいに走り出した3台のマシン!」


「横一列に並び、ほぼ同じ速度! サイドバイサイドで進んでいく!!」


いっせいに走り出した3台のマシンは、横一列で疾走していく。

「二人とも、頑張れーー! 」

二人に声援を送る純香ちゃんだたけど、クビを傾げて一言。

「あれ!?」

「どうかした?」


「源さんだいぶセッティング変えてきてる!」


「え?」

今度は俺が傾げる。


「だって、師匠と同じ速度だよ!」


そんな事を言っているうちにも、3台のマシンは難所のジャンプへ!


「3台のマシンは、いっせいにジャンプをして……」


「見事に着地!!」


「そしてカーブを抜け裏ストレートへ!」


「漆黒のマシンが少し前へと出る!」


と実況のおねぇさんの熱い解説が次々に入る。


「すげぇ! 源さん一番だよ! 一番!! 師匠を超えたかも!!」

「あの速度……多分モータ変えてるんだと思う」


「そして、漆黒のマシンは、レーンチェンジへと突入……見事にクリア!」


「しかしレーンチェンジによって、順位が入れ替わり……キャノンボール、アバンテ、

 漆黒のマシンの順でコーナーを抜ける!」


「そして。2週目のストレートへ!」


「ストレートで一気に追い上げてくる漆黒のマシン! ほぼ横一列に!」


「そして、ジャンプ台へキャノンボール、漆黒、アバンテと飛んでいく!」


「おおっと! キャノンボールが、姿勢を崩した……が、どうにか着地」

 

「その影響で順位が入れ替わり、漆黒、アバンテ、キャノンボールと並びカーブを抜ける!」


「そして、バックストレートを走る3台のマシン!」


「おあっと! ここでキャノンボールが、レーンチェンジで吹っ飛んだ!! まるで弾丸だ!!」

辺りから、あぁーーっと悲鳴のような声が聞こえる。


「残り2台、一歩リードする黒いマシン!」


「しかし、コーナーで、アバンテが詰めてくる!!」


「そしてホームストレート! 3週目へ!」


「漆黒のマシンが、リードしながら、ジャンプへと突き進む!」


「漆黒、アバンテの順でジャンプ!」


「ああっ! 漆黒のマシンが姿勢を崩した!」


その声と同時に、うわっ! 悲鳴に似た声が聞こえた。


「が、どうにか姿勢をもどす」


そして、おおーーという安堵感が広がる。


「しかしその一瞬の間に、アバンテが一歩前へ出る!」


「ストレートを抜ける2台!のマシン! 最後の難関レーンチェンジへ!」


「レーンチェンジへ突入したアバンテ! キャノンボール同様、弾丸になるのか!?」


辺りに緊張が走る。

そのまま、観客は静かに2台のミニ四駆を見つめる。


「見事にクリア!」


「インからアウトへと切り替わった2台のマシン!」


「外周を走るアバンテ! それを猛追する漆黒のマシン!」


「二台のマシンがカーブを並走!」


「そして、ゴールイン!」


どっちが勝った? と、いうような、ざわつきが聞こえる。

正直、俺から見える範囲ではどっちが勝ったのか分からないくらい僅差だった。


「おめでとう! アバンテの勝利!」


その言葉で、ガッツポーズをする師匠!

その横で、マシンを受け取る源さん。


「いやぁ、見てるだけで、汗かいた」

俺が、汗ばんだ手の平を開くと、それを純香ちゃんが覗き込む。

「そうだね、どっちにも勝ってほしいけど、勝負が付くのはしかたないよ……」

「でも、あそこまで僅差になるなんて思わなかった」


「源さんの方が速かったけど、師匠君は強いからね」


「強い?」


「源さんは、この一勝の為に走りきれるかどうか分からない

 ギリギリで出せる速度で走ったんだと思うけど、

 師匠くんは、今日のコースコンディションを理解しながら、

 安定して走らせてるギリギリの速度で走ったってからね。」


「同じギリギリでも、いけるかどうか分からないギリギリと、

 完走できるギリギリ……」

「師匠と源さんとの実力差なら、それに賭けるしかなかったんだろうなぁ……」


そして、すべてのレースは終わり……


星九つが一人。

師匠は星が八つ。

師匠と同じく星八つが一人。

ノッポのお兄さんは、星七つと

源さんは星六つ。

小太りなおじさんは、星五つ。




となった。


いつもなら、源さんが、負けちゃいましたよ とか言いながら、ふらぁっと来そうなものだけど、


「あれ? 源さんは?」

「トイレにでも行ったんじゃないかな?」


「やっぱり悔しいんだろな」

「うん」


実物のレースと違って、

ミニ四駆のレースって体力とか年齢とか関係なく勝負できるわけで、

そういったのを取っ払って、全く同じ土俵で勝負できるんだよな

なんんていうか……

最初は師匠に負けてやれとか思ったけど、

そうじゃなくって、

ただ純粋に速くありたい、自分が一番速いんだって証明したい。

だから、手を抜けないんだろうな。

だから、純粋に悔しいんだろうな……って思う。


師匠の8勝

源さんの6勝


師匠一回戦突破!

源さん一回戦敗退!

勝負結果は本編どおりですが、

ミニ四駆って、

性別年齢を問わずに同じ土俵で勝負できるって

これは本当に凄い競技だと思いますね!

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