◆◆◆◆◆大型量販店で小さなレース参加したら色々大変な状況になった件 Aブロック③◆◆◆◆◆
源さんと師匠ののレースは続き…
レースは次々に、消化されていき……
【6レース目】
師匠はギリギリの速度で走りぬけ星が四つ。
源さんは速度負けし、そのまま星四つ。
そして、4勝していた二人……
ノッポのお兄さんは、星五つと
小太りなおじさんは、星四つ
【7レース目】
師匠は星が五つ。
源さんは星四つ。
ノッポのお兄さんは、星五つと
小太りなおじさんは、星四つ
「源さんやばくないか?」
「うっうん……完走を目指して、走らせてるからだろうけど、
速度で負け始めてるよね」
不安そうにそう答えた純香ちゃん。
確かに、完走はするものの、速度で負けている。
後半戦になって、みんなセッティングが固まってきたからだろうか?
【8レース目】
師匠は星が六つ。
源さんは星五つ。
ノッポのお兄さんは、星五つと
小太りなおじさんは、星四つ
師匠は安定した速度で勝ち、
源さんは、残り二台がコースアウトしての勝利。
【9レース目】
師匠は星が七つ。
源さんは星五つ。
ノッポのお兄さんは、星五つと
小太りなおじさんは、星五つ
師匠、源さん共に、ピットに戻りセッティングを調整しているようだ。
何週も走ってると、電池の状態が色々と変わってくるしな、
そのあたりをベストなセッティングにし戻っているんだろう。
「師匠君が7勝だから、次は勝っても負けても決勝だね!」
「そうだな! 源さんは五勝でノッポの兄ちゃんと小太りなおじさんと並んで、
あと一勝すれば決勝に出られるってわけか」
「背の高いお兄さんと小太りなおじさんが、負けたらだけどね!」
「全員が勝った場合はどうなるんだろう?」
「うーん? 並んでる人たちでレースじゃないかな?」
俺の疑問に、そう答える純香ちゃん。
なんといいうか、ギリギリの勝負だな。
と言っている間にも10レース目が開始され次々にレースは進んでいく。
「ここでゴール! 背の高いお兄さん6勝目です!」
ノッポの兄さんが勝ったって事は
これで、源さんが勝たないと決勝に行けないってことか。
「それでは、次のレース行きましょうか!」
「圧倒的速度で勝ち進んできた、赤と黄色のグラデーション! 星七つのアバンテ!
対するはFMAR化したらいキャノンボール! ノーズの先から見えるモーターがカッコイイ!!
そして、最後の一台は安定した走行で現在六勝をしている漆黒のマシン!」
実況のおねぇさんが叫んだ声に驚く。
「え? これって……」
「師匠対源さんのレース?」
「師匠! 源さんにゆずってやりなよ~!」
と声をかけてみるが、
「誰がそんなことするかい! これは真剣勝負なんや!」
その言葉に頷く源さん。
「そうだよ。いくら遊びだからっていっても、みんな真剣にやってるんだから、
1レース1レースを大切にしないと!」
そりゃそうだ、知り合いだからと言って、手を抜いてレースなんて失礼だよな。
それに速度だけでいくと、圧倒的に師匠の勝ちは決まるけど、
源さんもさっきピットに戻ったことで、何か調整をしてくる事も考えられるし……。
「それでは、コースに並んでください」
実況のおねぇさんの言葉で、
師匠が外側のコースに、キャノンボールの人が真ん中、そして源さんが内側に並んだ。
「スイッチオン!」
その声にあわせ、いっせいにスイッチが入り
辺りに、モーター音が響く。
「シグナルがレッドから……」
「グリーンに変わって、スタート!」
3者が一斉にミニ四駆から手を放し、3台が走り始めた!
大変な事になっちゃいました!!




