◆◆◆◆◆大型量販店で小さなレース参加したら色々大変な状況になった件 Aブロック②◆◆◆◆◆
さてさて、レースが始まりましたが!
3レース目……。
源さんのレースは、ドラゴンバックでガッツりと利かせたブレーキのおかげで、
残りの2台がコースアウトする中、無事に完走!
そして、師匠の番に……
「師匠いけるかな?」
「なんだかんだ言っても師匠君だからなぁ……大丈夫だと思うよ」
さも当然のように、答える純香ちゃん。
「レッドシグナルがグリーンにになって! スタート!」
さっきとほぼ同じ速度で、アバンテがコースを走り抜ける。
「アバンテが、一歩リードしながらコースを走り抜ける!」
「ジャンプを超えて……」
「無事に着地してカーブを抜けた!」
前回も1週目は、無事に走れたけど……
「カーブで着実に差をあけていくアバンテ!」
「2週目のストレートを抜け、ジャーンプ!!」
「着地成功!」
「そしてそのまま差を広げていく、アバンテ! 向かうところ敵なしか!?」
素人の俺から見ても分かるほど、後続のマシンに差をつけて走りぬけていく。
「後ろを走る2台を引き離し、独走状態のアバンテ!」
「3週目のストレートを抜けて、ジャンプ!」
真っ直ぐに飛んだアバンテが、コーナーギリギリ手前で着地する。
「お見事! 安定した着地で走り抜ける!!」
「そして、最終コーナーを抜けて、ゴール! おめでとう!!」
「よっしゃーーー!!!」
拳を上げてマシンを受け取る師匠!
俺に向けてピースをする……
いや、俺じゃないな、純香ちゃんに向けてだな。
「師匠君器用だなぁ……」
「ん? どういうこと?」
「師匠君のアバンテって、リヤブレーキの高さを簡単に調整できるように、
高さを調整したブレーキ前もって用意してるんだ」
「ブレーキ張り替えるだけなら準備しとけば大丈夫だろ」
「すごいっていうのは、そこだよ。準備ってこと」
「? どういうこと? 俺でも何種類かブレーキは持っていてるけど……」
「ブレーキセットって、緑以外基本的に同じ高さだよね?」
「そうだったな、緑だけ妙に高かったきがするけど、全部同じだったよなぁ?
……って ええ!? ブレーキの高さを変えるってどういうことだ!?」
「師匠君は、そのブレーキを多分0.1mm単位ぐらいで削りだしてるんだと思う」
「ブレーキを0.1mm単位で真っ直ぐ削りだすって……ホント匠の技じゃないか!」
俺が驚きながら師匠を見ると、俺を列から睨んでいた。
ただただ、師匠の事、すげぇって思って感動してるんだよ!
そんな恋敵のように見ないで!!
そして、4レース目。
師匠は、見事に勝ち進んだけれど、
源さんは、最後に追い抜かれてしまう。
5レース目は
師匠、源さん共に勝利!
師匠懐から新しい電池に取り替えた。
師匠のエントリーシートには星が3つ、
源さんはそれを超える4つの星が付いていた!
「そういえばさ、他で勝ってる人たちってどうなってるんだろう」
「うーん……」
純香ちゃんが、列を見ながら指折り数えていく。
「ほとんどの人が、星0みたいで、チラホラと星が1つって感じかな?
星が5つ付いてる人が2人、星が4つ付いてる人は、源さん入れて3人?」
「って事は?」
「この調子で行けば二人とも、決勝に行けるんじゃない!?」
純香ちゃんは、俺の方を見ながらそう言った。
おおおお!!!
これはテンションあがるわぁーーー!!!
レース展開って書くの大変ですね!!




