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提灯祭カップ開催! 準決勝 その⑩

今年のジャパンカップは、3つのコースみたいですね!



「悔しいけど、いいレースだったよ」


スタッフからレイスティンガーを受けとったレイさん。


「雨さえ降らなかったら絶対オレが勝ってたのに!」


と口を尖らせながら声に出したのは剛君。


「これは仕方ないよ。屋外でやってる限り予測しないといけなかったからね」


「でも、どうしてレストンに?」


オレのサンダーショットに目を向けたレイさんがそう言った。


「2014年のジャパンカップで、雨が降ったって話あったろ?」


「色々調べたときに、雨対策を見つけたんだ」


「雨対策にレストンスポンジタイヤが爆売れしたって、それで、天気を見て変わけだ」


オレの言葉に大きく頷くレイさん。


「うーん。これは、完全にボクの予想だけど、もともとレストンスポンジタイヤって

 グリップ力があるだろ?」


「だから、カーブではそのために減速してたんだけど、

雨が降ることで、ちょうど良いグリップ力になったんだと思う」


「高速回転しているタイヤと路面の間に水が入るとタイヤが浮いた状態、

つまりハイドロプレーニング現象が発生して、グリップ力が下がったんだろろ?」


「なるほど、にいちゃんそこまで考えてたんだ」


「いや、売れたとか書いてたからやってみただけ」


その言葉で3人とも笑った。


「まぁ、なんにせよおめでとう!」


よっし! これで決勝だーー!!って思った瞬間。

ピンポンパンポーーン。という音が商店街に響いた。


「えーっと、ただいま雨が強くなってきました」

と二つ星さんの言葉。

「これからどうするか協議しますので、近くのテント等でお待ちください」


どこかテスト走行できる場所があればいいんですが……ないかなぁ

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