提灯祭カップ開催! 準決勝 その③
さて、今週末いよいよスプリングカップです!
今回はどんなマシンにするか、ギリギリまで悩もうかなと思ってます
3人がマシンをキャッチしスイッチをオフにする。
それと同時に、列君の元へ剛君が走りよった。
「ごめん剛……また負けちゃった……!」
「悔しいな。やっぱり、スメラギさんには勝てないのかな……」
「アニキ……」
コースから去っていくスメラギさんを見ながらと一言。
何と声をかけていいのか分からないといった表情でつぶやく剛くん。
やっぱレースってやっぱり負けるとツライよなぁ。
「次があるよ」
と声をかけたのは、隣に立っていた源さん。
「でも絶対に勝てないよあのマシンには……」
頭を軽くかいた後、何を思ったか源さんはかがみこんで下を向き声を上げた。
「ボクも確かに悔しい!
悔しい! 悔しい! 悔しい! くやしいいいいいい!!!」
って会場内で声が響いた。
その直後、首をヒョコヒョコと動かし辺りにゴメンナサイと誤る。
そして、静かに列君に声をかけた。
「うーんとね。こう考えてみたらどうだろう?
負けたって事は、まだまだ、今以上に伸びる事ができるって事。
それだけの可能性があるってことだよ。
まだ、たくさん突き詰めてることがイッパイあるってことだよ。
「それって凄く楽しいことじゃないか?」
源さんをじーっと見ている列君。
「一通り悔しがってからでいいんだ。
本気でやったら悔しいのは当たり前だしね」
「さぁ、次のレースが始まる。僕らはそろそろ出ようか?」
そう言うと、3人はコースから離れていった。
「それでは、準決勝、第二レースを始めます!
参加の純香選手、師匠選手、マリナ選手コースへおこし下さい。」
3台用意したマシン!
近くのコースで完走率の高いマシンを選ぶことにします!