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提灯祭カップ開催! 準決勝 その①

2019スプリングのセッティング皆さんどうでしょうか?



「それでは、準決勝始めます!」


「第一レース参加のスメラギ選手、烈選手、源選手コースへおこし下さい。」


と、会場内にアナウンスが入った。


「スメラギさんと勝負になるかな?」


「源さんも列くんも、決勝まで残ってるんだから、セッティングさえ合えば良いレースになりますよ」


レースを見に来た純香ちゃんに師匠が答える。


確かにそうなのかもしれないけれど……


「あにきーーー! 決勝で勝負なーーー!!」


会場内で剛くんの大きな声が響く。


「アタシたちも応援しよっか!

 って、誰を応援して良いのかわかんない!!」


と、おでこに指を当てながら純香ちゃんが悩んでいる。


「よし、決めた!」


「…………」


「みんながんばれーー!!!」


おっ、うおう!

確かにそれが、一番いいか。


そんな俺達も言葉とは別に、スタッフの声が響く。


「スイッチオン! シグナルに注目!」


「レッドからグリーンに変わってスタート!」


その声と同時に、3台のマシンが走り出した!


「一斉に走り出した3台のマシン!」


「上下に揺さぶる3つのウェーブを走り抜ける!」


「先頭を走るのはスメラギ選手のフォックス! それに続くバスターソニックと黒いマシン!」


「そしてダブルドラゴンでジャーンプ!!」


「おああっと!フォックス!姿勢を崩した!!」


「しかし、どうにかこれを押さえ着地成功!」


「その間に先頭が入れ替わり、バスターソニック!

 それに続く黒いマシン! フォックスの順になった!」


「そして、そのままジアルプスを駆け上がる!」


「勢いよく走り抜けるソニック!」


「黒いマシンがバーティカルチェンジャーへと駆け上がった!」


「源さん、ラッキーやな」

と、つぶやいたのは師匠。


「やっぱし?」

実は俺もそう思っていた。

このコースの特殊性というかなんというか。


「にいちゃんも気づいてたか、最初にバーティカルチェンジャーに登るって事はかなり有利や!」


「うん、このコースでのレースを見てる限り、3週目にバーティカルチェンジャー登るのは

不利ってことだな。」


「そうや、2週目以降は、ゴール付近のドラゴンバックの後にあるオフロードエリアで

 タイヤが砂を噛んで滑りやすくなってるからな」


「そんな状態で、ほぼ垂直のバーティカルチェンジャー登ったらタイヤが滑って終わりや」


「今までのレース見てると、3週目で登りきれていない選手が多かったしな」


「1週目でバーティカルチェンジャーに登る源さんがロスが少なくて有利で、

3週目のスメラギさんは、圧倒的というほどではないにしろ不利ってことか」


「しかも、スメラギさん最初のダブルドラゴンで失敗しとるからなぁ」


「これは、チャンスやで!」


「黒いマシンが、バーティカルチェンジャーを走り抜けている間に

 先頭のバスターソニックが、ドラゴンバックへと入った!!」


「これを見事にジャンプ! 見事に成功!」


「フォックスもほぼ同時にジャンプし、これも見事にクリア!!」


「そして2週目へと入った!!」


今年のコースは、セッティングをどうするか悩ましいですね!

速度がないとデジタルダブルドラゴンで吹っ飛んじゃいそうですし!

速度があると、スロープ後のカーブで飛んじゃいそうですしね!

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