提灯祭カップ開催! 決勝Aブロック4
今年もあと少し!
年末に気なる商品が出すぎですね!
「……モーターがひとつぐらい違うレベルで走るよね」
その言葉に頷く俺達。
ただただ、キレイに走るマシンに魅了されてしまった。
このレースを見ていた人たちも同じ感想だと思う。
今だから分かるけど、速度が速いのは当然として、圧倒的な安定感。
なんというか、コースに吸い込まれるように入っていく。
「それでは、Aブロック第3レース開始です!」
「丁寧に作りこまれたバスターソニックの列選手!」
空より青いエアロアバンテがを扱う風太選手!
BAKUの文字が書いてあるアバンテの五十嵐選手!」
「列君とが次のレースか」
俺が軽く手を振るとそれにこたる列君。
「おおっと! こいれはこれは! 子供対決ですね!
今回のレースはジュニア部門とかはないので面白いカードとなりました!」
「アニキーー! 絶対まけんじゃねぇぞーーー!」
と大声を張りはげているのは、剛くん。
「わかってるよ! ボク達で決勝で勝負だ!」
「おっ、その前に1回戦目で勝った後、ボクに勝たないといけないけどね」
と、剛君の横にいる男の人・・・って狼模型の人じゃないか。
「ぬぐうううう!! でも俺が勝つ!!」
狼模型の人・・・からかっているというか、なんというか、楽しそうだ。
あの兄弟がいると、いつでも楽しそうだよなぁ。
「そろそろいいかい?
「あっ、はい。大丈夫です!」
あわてて、頷く列くん。
「では、スイッチオン! シグナルに注目!」
レースに参加する3人のマシンのスイッチが入り、
マシンの音が響いた。
「レッドシグナルがグリーンに変わって……スタート!」
「上下に揺さぶる3つのバンク!を走る3台のマシン!」
「一歩リードするのはソニック!
それを追い掛けアバンテ!とBAKUアバンテ!」
「ダブルドラゴンをジャンプするソニック!」
「これはキレイに着地した!」
「それに続く2台のアバンテもジャンプ!」
「これも見事に着地成功!」
「ジアルプスへと走り出した3台のマシン!」
「一瞬のブレーキをかける先頭のソニック!」
「しかし、それを追い掛ける2台のアバンテは、
ブレーキをかけずそのままの勢いでジアルプスを登る!」
「ソニックを追い抜く2台のアバンテ!」
「その勢いのままバーティカルチェンジャーへはったアバンテ!」
「その間に前に出たのは、BAKUマークのアバンテ!」
「先頭を走るBAKUアバンテ! それを追い掛けるソニックと風太選手のアバンテ!」
「ロングストレートを走りぬけドラゴンバックでジャーンプ!」
「おああっ! 着地した瞬間姿勢を崩したBAKUアバンテ!」
「その間に2台のマシンが追い掛け2週目へ!」
サンダーショットとベアリングは買い決定です。