提灯祭カップ開催!25
さて、今年最後の自分が参加するジャパンカップが近づいてます!
お祭りを楽しんでねって言われてもなぁ・・・
とか思ってると、スマホがプルプル。
「おにぃーさん レース終わったでしょ?」
「こっちに師匠くんと、源さんがいるから、結果合流しない?」
「こっちってどこ?」
いきなりこっち、っていわれてもなぁ、
「あっと、提灯置いてるとこ、メイン会場だよ!」
あぁ! 川横の公園か!
「入り口でまてるから!」
そういうと純香ちゃんは、携帯を切った。
入り口って言ったって……
まぁ、とにかく向かうか。
んで、到着したわけだけど、
お祭りの告知の利いたのか、結構な人がいるよな。
歩いたら肩がぶつかるってほどってじゃないけど、
目をつぶって歩けば10歩もあるけばぶつかりそうな感じだ。
夜の提灯の明かりが灯る頃には、もっと人が増えそうだな。
にしてもこんだけ人がいると、皆どこにいるかわかんないな。
と言って向かっていると、LINESのメッセージが届く。
ここだよ!
という文字と写真だ。
なんか、手にデコレーションされたソフトクリーム! もってるんだけど。
これは、あれか嫌がらせか!?
走り回って、ぜぃぜぃ言って
あちぃ…とか思ってた俺に対する嫌がらせか?
とか、思ってると、肩をトントンと叩く感触。
またかぁ。
一歩前に進んで、振り向いた瞬簡に指を刺されないようにしながら
振り向く。
と純香ちゃんが、アイスクリームを持った手を伸ばしてきた。
「お疲れさま」
「おっ、おう!」
「暑かったでしょ」
そう言うと、さらにアイスクリームをのばしてきた。
「ありがと」
「あぁーーん」
言われるがまま、口をあける。
「!? 」
ゲホッ!?
ムッ……むせるぞこの
ゲフッ
なんだ!? これは?
涙目になる俺。
「美味しかった?」
その目は迷い無く笑ってた。
「八尾蜂さんが作ろうとしてる新商品だって」
カレェーーーーーー!!
ゲホッ、ゲホッ!!
「なんでも、唐辛子を練りこんだやつだって、
さすがに、死ぬほどの辛さってわけじゃないみたいだけど」
横に立っている師匠と源さんも唇を腫らしていた。
そう言うと、飲み物を渡してくれた。
さすがに、コレには入ってないよな?
じーっと見るが、手を横に振ってナイナイとする。
とりあえず一口。
うん、普通の水だ。
確認したあと、一気に飲み干した。
「で、皆レースはどうだった?」
セッティングは前回と同様にしながらも、
タイヤ径と育成したモーターで頑張って見ます!