表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

108/165

提灯祭カップ開催!11

最近妙に自分のマシンが遅いなっておもってまして

その理由が判明しました


「ふひぃいい!!!」


急いでJCJCのコース会場へと向かったのはいいけど、息があがっちまう。


ぜーはーっ、ぜーはっー!


こんなに走ったのも何年ぶりだ? って感じだ。


「大丈夫か? ええ歳してるんだから、無理すんなよ!」


ぜーはーっ ぜーはーっ! 今は話しかけられるとツライ。

って思いつつ顔を上げると


「あっ!? 師匠!!」


とにかく、息を整えないと。

ぜーはーっ ぜーはーっ! 


「大丈夫か? ほんまに?」


心配そうに声をかけてくれる師匠に大きく頷き。


息を整える。


「大丈夫大丈夫。

 で、師匠はJCJCのレース終わった?」


「まぁな、3秒81で、どうにかランクインしたとこや」


師匠が指差した先のタイムを見てみると・・・


3秒81・・・・・・3秒81っと、

10位のタイムが3秒96で、

師匠のタイムは7位か。


「専用のマシンを持ってきたらもう少し上まで行けたとおもうんやけど、

 さすがに突貫でのセッティングじゃあこの辺りが限界やわ」


師匠の言葉にあわせ掲示板の上位を見ていくと、

で、上位3名がタイムはっと・・・・・・2秒96?


「は? 2秒台!?」


1週回るのに1秒以下ってこと?


2秒台とか、意味わかんねぇ!


「セッティングが整ってたんやろな

 自分かて、そんなタイムはだせんわ」


恐ろしい速度だな?


でも、どうやれば……


「JCJCでそこそこのタイムを出そうとしたら、

 ちゃんとしたセッティング考えなあかんからなぁ」


「分かりやすいところでいくと、あのレーンチェンジ

 それだけに利くローラーをつけんとな」


「専用に利くローラー?って」


「JCJCのコースっていうのは、正直レーンチェンジ以外は

 ほぼほぼ、コースアウトせえへんコースってことや」


「速く走らせなあかんって事は、

 出来るだけ軽くして、ローラーによるダウンフォース

 をできるだけなくさなあかん」


「って事は、ローラーの角度を前みたいに変えて

 足らせないといけないって事?」


というオレの言葉に、軽く頷く師匠。


 「でも、レーンチェンジで、スラストがないと

 どうなるかは分かるやろ?」


 「その勢いのままコースアウト?」


再度、頷いた師匠。


 「で、まぁそこで先人は考えたわけや

 こんなシンプルなコースやったら、線対称にセッティングする

 必要なんてないって事に」


「最初に当たるのはどこか?

 どういう挙動をするのか? って分かったら答えはでてくるやろ?」


「いやいやいや」

と、クビをぶんぶん振ってみる俺。


「そうか、まぁ、そのあたりはまた今度説明したるから、頑張って!」


それ以上は教えてくれそうにはなさそうだ。


とっ、とにかく、セッティングだ!

急いでセッティングする!



銅ターミナルを使っていたんですが、

ゴールドターミナルに差し替えると大幅に速度アップしました!


銅ターミナルのメンテナンスって難しいですね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ