提灯祭カップ開催!11
最近妙に自分のマシンが遅いなっておもってまして
その理由が判明しました
「ふひぃいい!!!」
急いでJCJCのコース会場へと向かったのはいいけど、息があがっちまう。
ぜーはーっ、ぜーはっー!
こんなに走ったのも何年ぶりだ? って感じだ。
「大丈夫か? ええ歳してるんだから、無理すんなよ!」
ぜーはーっ ぜーはーっ! 今は話しかけられるとツライ。
って思いつつ顔を上げると
「あっ!? 師匠!!」
とにかく、息を整えないと。
ぜーはーっ ぜーはーっ!
「大丈夫か? ほんまに?」
心配そうに声をかけてくれる師匠に大きく頷き。
息を整える。
「大丈夫大丈夫。
で、師匠はJCJCのレース終わった?」
「まぁな、3秒81で、どうにかランクインしたとこや」
師匠が指差した先のタイムを見てみると・・・
3秒81・・・・・・3秒81っと、
10位のタイムが3秒96で、
師匠のタイムは7位か。
「専用のマシンを持ってきたらもう少し上まで行けたとおもうんやけど、
さすがに突貫でのセッティングじゃあこの辺りが限界やわ」
師匠の言葉にあわせ掲示板の上位を見ていくと、
で、上位3名がタイムはっと・・・・・・2秒96?
「は? 2秒台!?」
1週回るのに1秒以下ってこと?
2秒台とか、意味わかんねぇ!
「セッティングが整ってたんやろな
自分かて、そんなタイムはだせんわ」
恐ろしい速度だな?
でも、どうやれば……
「JCJCでそこそこのタイムを出そうとしたら、
ちゃんとしたセッティング考えなあかんからなぁ」
「分かりやすいところでいくと、あのレーンチェンジ
それだけに利くローラーをつけんとな」
「専用に利くローラー?って」
「JCJCのコースっていうのは、正直レーンチェンジ以外は
ほぼほぼ、コースアウトせえへんコースってことや」
「速く走らせなあかんって事は、
出来るだけ軽くして、ローラーによるダウンフォース
をできるだけなくさなあかん」
「って事は、ローラーの角度を前みたいに変えて
足らせないといけないって事?」
というオレの言葉に、軽く頷く師匠。
「でも、レーンチェンジで、スラストがないと
どうなるかは分かるやろ?」
「その勢いのままコースアウト?」
再度、頷いた師匠。
「で、まぁそこで先人は考えたわけや
こんなシンプルなコースやったら、線対称にセッティングする
必要なんてないって事に」
「最初に当たるのはどこか?
どういう挙動をするのか? って分かったら答えはでてくるやろ?」
「いやいやいや」
と、クビをぶんぶん振ってみる俺。
「そうか、まぁ、そのあたりはまた今度説明したるから、頑張って!」
それ以上は教えてくれそうにはなさそうだ。
とっ、とにかく、セッティングだ!
急いでセッティングする!
銅ターミナルを使っていたんですが、
ゴールドターミナルに差し替えると大幅に速度アップしました!
銅ターミナルのメンテナンスって難しいですね。