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閉鎖の国のアリス

作者: 返歌分式

 日本国の最南端である沖ノ鳥島よりも少し手前に位置する島。

 100平方キロメートルの島の名前は『奴隷島』。通称『閉鎖島』。

 今では『奴隷島』という、その島の名前の印象の悪さからそう呼ばれることはあまりない。


 人口3000人程度。

 驚くべきことにその五割が子供で、島の中には小中高の学校が多く建てられていた。

 島の端には島で唯一の豪邸が建っており、そこの家系である人間が代々この島の主を務めている。

 現在の島主は温厚な人で、この島の住民のために外界との交流の仲介役をし、総括しているおかげでこの島の人たちは何不自由なく暮らしていた。


 『奴隷島』という響きに反して奴隷はおらず、『閉鎖島』と呼ばれているわりには閉鎖していない。

 ある意味名前負けをした、平和な島。


 これは、そんな島での、たわいもない日常の欠片であるお話。












 スキップ、スキップ、スキップ。

 白のワンピースに黒のツインテール。

 赤いランドセルをぴょこぴょこと跳ねさせながら帰路につく幼い少女。

 上機嫌だと体全体で表す少女は、抑え切れないといった風ににんまりと笑い、木が立ち並ぶ舗装された道を鼻歌を歌いながらスキップしていた。


 道の途中、道路に面した場所にある少女の家。

 東京などで見られるコンクリートの住宅ではない。


 レンガでできた家。

 少女の家には大きな庭があり、門から入って真っ直ぐに続く、土に埋め込まれたレンガの道以外は芝生が生い茂り、低い塀に沿うようにこれまたレンガで組み立てられた花壇がある。

 花壇にはハイビスカスなど、南国に咲く花やドラゴンフルーツなどの食用のものが植えられていた。


 少女は塀とあわせて低い、古びたレリーフの鉄の門を押し開けて、庭で花壇に水をやる兄の姿を見つけて顔を綻ばす。

 そして、勢いをつけてその腰に抱きついた。



「アリス! ただいま!」


「わっ、とと? ……おかえり、シロウサギ」



 衝撃に身体をよろめかせながらなんとか踏ん張って、自分よりも少し遅めに帰ってきた妹に向けて穏やかな笑みを広げた。

 妹はそんな兄の笑顔を見て一層嬉しくなり、その気持ちを表すように頬擦りをする。

 何秒かそうした後、満足したのか、妹は「あ」と何かを思い出したような顔をして、赤いランドセルから三枚の紙を取り出した。

 兄は小首を傾げながらそれを見守る。

 妹は期待した目で、その三枚の紙を兄に差し出した。



「アリスアリス見て! ボクのテスト!」


「テスト? ……うわー、海祢(あまね)、すごいね。全部100点なんて」


「だってアリスのシロウサギだもん! アリスのウサギはシロでもクロでもゆーのーじゃなくちゃ!」


「そっかぁ。すごいね、海祢」


「もっと褒めて、アリス!」


「うん。すごいすごい。流石僕のシロウサギだね」


「アリスアリスアリスお兄ちゃんんん~」



 兄に褒められたことで幸せに上り詰めた妹――海祢――は、再度兄に抱きついて頬擦りをする。

 「アリスぅ~」と鳴き声をあげる海祢の頭を、兄は穏やかな面持ちで撫で、それに甘えるようにその手にぐりぐりと頭を押し付ける海祢。

 兄はそんな妹の様子を見て「猫みたいだな」と小さく笑った。



「あ、そうだ海祢。今日の朝に作っておいたクッキーがあるから、海祢がテストで100点を取ったお祝いに一緒に食べよっか」


「クッキー!? 食べる食べるよボクのアリス!」



 爛々と目を輝かせて兄を見上げる海祢。

 兄は優しい笑みを浮かべながら何回か海祢の頭を撫でると、早速、と家の横にある小さな、木の倉庫へと足を向けた。

 歩いている間も兄から離れようとしない海祢に苦笑をもらして、仕舞われていたテーブルを出す。



「海祢、イスを運んでくれないか?」


「うん! 分かった!」



 大事な大事な兄に頼まれて、海祢はにこにこしながらしっかりした作りの白いイスを、一生懸命庭に運んでいった。

 兄は白いテーブルを運び、庭の真ん中に置かれたイスの近くに置く。



「もう一つのイスは出しておくから、海祢はクッキーと、それと紅茶も淹れてきて。クッキーはテーブルに置いてあるから」


「うん分かった! 任せてアリス!」



 そう言ってぴゃーっと家の中に入っていく海祢を見送り、兄はもう一つのイスをテーブルの近くに移動させる。

 少し被っている埃を手で払い、白いテーブルにぽつぽつとある目立つ染みに「テーブルクロスがいるな」と呟く。

 自分も家の中に入ろうとした時、声がかかった。



天宮(あまみや)さん。長郷(ながさと) 天宮さん」



 家の方に向いていた身体を後ろに向けると、全身黒色の服を着た、頭に何故か魔女の帽子のようなものを目深に被った、にんまりと笑っている海祢の同級生である女の子が視界に入ってきた。

 口元しか見えない女の子は、低い塀から兄――天宮――に話しかけてくる。



「今からお茶会ですか?」


「そうだよ」


(わたくし)もご一緒してもよろしいですか?」


「うん。いいよ」


「わぁ! ありがとうございます! 私、お茶会好きですの!」



 天宮の言葉に嬉々として庭に入り込んでくる魔女帽子の女の子。

 背負っていた赤いランドセルを抱えながら、海祢が運んできたイスにひょいっと乗り、天宮がさっきまで払っていた埃を、今度は女の子が払いだす。

 海祢のイスを用意しながらその様子を見ていた天宮は、自然と笑みを浮かべていた。



「お茶会はまだですの? まだですの?」


「もう少しで海祢が来ると思、」


「あぁぁーーっ!! なんで帽子屋いるのーっ!?」


「来たわ、来たわ! 海祢ちゃん早く早く!」


「帽子屋の分、無い!」


「まぁまぁ、シロウサギ。帽子屋も一緒に食べたいって言ってるんだから、一緒に食べよう?」


「むー!」



 きゃいきゃいと騒ぐ二人を止める。

 さっきまでずっと幸せそうな笑みを浮かべていた海祢は、帽子屋と呼ばれる女の子の出現により一変。不貞腐れたようにしながら帽子屋を睨みつけている。

 むーむー言いながらも、クッキーの入った透明な器と紅茶の入ったポットが置かれたトレーを、白いテーブルの上に載せた。 

 帽子屋はその音にぴくりと反応する。



「帽子屋嫌ー」


「友達、ですわよ?」


「だって帽子屋、うざいもん」


「シロウサギはかわいいですわね」


「むー!!」



 帽子屋に「かわいい」と言われたことが嫌だったのか、海祢は頬を膨らませて抗議した。

 天宮はそんな海祢のご機嫌を取ろうと頭を撫でるが、一瞬猫のように幸せそうに目を細め、すぐに不満に口を尖らせる。

 どうしたものかと天宮が悩んでいる間に、海祢のその様子を見えているのか見えていないのか分からないが、女の子はにへーっと笑ってテーブルに置かれたカップに手を伸ばした。



「あー! それアリスのー!」


「アリスさんの? じゃあ、こっち」


「それボクのー!」


「私のは……」


「無い!」


「こら、海祢。そんな意地悪なこと言わないの。僕がカップを取ってくるから、ちょっと待っててね」


「あーあー! ダメだよアリス! その仕事はシロウサギの仕事! アリスはイスに座ってて!」



 天宮の背中を押してイスの方に押し付ける。

 妹の促されるままイスに座り、そのまま海祢はぴゃーっと家に戻った。



「シロウサギ、かわいい」


「そう? ありがとう」


「アリスさんもかわいいですよ」


「え、えー? ちょっと返答に困るよ、ソレ」


「二人共かわいいです。とても良いことですね」



 にまにま、無邪気な笑顔で帽子屋は言った。

 地面についていない足をぶらぶらさせながら身体を揺らす。

 抱え込んだ赤いランドセルを大事そうに抱きしめ、お茶会が楽しみ、とぴょこぴょこと帽子の先も揺らしていた。


 しばらくの間、上機嫌な帽子屋が口ずさむ歌に耳を傾ける。

 その間に、カップとソーサー、それとテーブルクロスも持った海祢が帰ってきた。

 あぁそういえばテーブルクロスのこと忘れてた、と天宮はそれを見て思い出して、何も言っていないのに自発的に気付いた妹に、気が利くな、と感心した。



「アリス! 帽子屋に何か変なことされなかった?」


「え? 何もされてないよ?」


「良かった! ……もうー! 帽子屋うるさいー! 歌、禁止ぃー!」


「海祢ひどい」


「ひどくないー!」



 トレーを持ち上げて、海祢にテーブルクロスをひいてもらう。

 テーブルやイスと合わせて白色の、レースが入ったクロス。

 ひき終わるとトレーを戻して、天宮はカップを各々の前に置いた。ついでに、とポットに淹れられた紅茶をカップに注ぎ、注いでいる間中ずっと天宮の手つきをわくわくしながら見ている二人を見て、笑みがこぼれた。


 ポットがトレーの上に戻り、透明な器に色々な種類が載せられたクッキーからラップを取る。

 帽子屋と呼ばれた女の子が「おぉ~っ」と小さく息を呑んだ。



「アリスさん、アリスさん。クッキーが大変美味しそうです」


「だってこれアリスが作ったんだもん。美味しいよ」


「食べる前からそんなに期待されると、後が怖いなぁ」


「お茶会、まだですか?」


「お兄ちゃーん」


「あぁ、はいはい。それじゃ、始めようか」



 天宮の言葉の後、食事を目の前にした時に手を合わせて今から食す『元生き物』達の命に感謝をするように、三人は小さく「始めます」と声を揃えた。

 刹那の時間。

 まず最初に帽子屋が紅茶に手をつけて、シロウサギが見た目が少し派手なクッキーに手を伸ばす。

 アリスもシロウサギ同様にクッキーに手を伸ばし、透明な器に盛られた中でも一番質素なものを摘んで一口齧った。


 帽子屋は砂糖を入れずに含んだ紅茶の味に、ほぅと息を吐く。



「良い葉ですね」


「うん。貴暮さんに頼んで取り寄せてもらったからね」


「え? 貴暮さん? アリス、それって島主さんの?」


「うん。屋久島の紅茶だって。貴暮さんのとこの終夜君が美味しいって言ってたから、僕も欲しくなってね。無理言って取り寄せてもらった」


「終夜? あら、チェシャ猫?」


「チェシャが言ったのー?」



 二人は予期せぬ人物の名前に、一人は口を不思議そうに曲げて、一人は不満そうに口を尖らせた。

 同じ学年の、違うクラスの男の子。

 貴暮という苗字は、この島の唯一の豪邸に彫られた名前だった。

 つまり天宮の言う終夜というのは、島主の子。


 天宮は、二人が終夜のことを知っていることに驚いて、そして『チェシャ猫』と呼ばれたことによって納得がいった。

 なんだ。あの子はチェシャ猫だったのか。

 そんなことを考え、それを洗い流すように半ば諦め似た気持ちで微笑んだ。


 帽子屋が天宮の手作りのクッキーを口に放り込み「美味しいですぅ」と口を綻ばせる。

 シロウサギの海祢も、満足そうに頬を緩ませていた。

 

 にこにこにこ。

 天宮は穏やかな気持ちでそれを眺める。



 長郷の庭での些細なお茶会。

 ぽかぽか暖かい日差しに見守られながら、その下でたわいもない会話が紡がれる。


 海祢が学校の授業で行われた、クラス総出での釣りの話を語る。

 自分の活躍ぶりを兄に自慢し、誇張させてしまったところは帽子屋が訂正して、シロウサギは帽子屋に恨みがましい目を向けた。



「帽子屋うざいー!」


「アリスに嘘を吐いてはいけないんですよ? シロウサギ、ダメです。ダメです」


「だってお兄ちゃんに褒められたいもん!」


「そんなことしなくても、海祢は十分すごいと思うけどね」


「アリスぅー!!」



 そのほかにもそのほかにも、体育での話しやら、先生の話やら、帰り道に何があった、こんな気持ちだった、昨日は何があった、明日は兄と一緒に何をしよう、話は尽きることなくよどみなく流れ、天宮はそれに微笑みながら相槌を打ち、帽子屋はちょくちょくツッコミを入れる。

 いちいち突っかかってくる帽子屋に「嫌い嫌い!」と呟きむすっとする妹に、天宮は笑った。

 帽子屋はどこ吹く風。にまにま笑いながら紅茶に口をつける。



――――あぁ、平和だなぁ。



 天宮は心の中で呟いた。

 ちょっとした、かわいい喧嘩をする二人を視界に収めながら、天宮は思った。

 こんな平和な時間が永遠に流れることを、信じて疑わないアリスは無垢に笑った。


 そんな穏やかな時間を引き裂くように、帽子屋は「あ、」と声をあげる。

 帽子屋の、不意に目の前で何か大変なことがあったかのような、驚き口をぽかんと開けたその行動に、二人は首を傾げた。



「そういえば、私アリスさんに大事なことをお伝えするために、ここに来たんでした」


「何ー? 帽子屋の大事な話って、いつもロクでもないー。ホントは聞きたくないんだけど、何ぃー?」


「こら海祢。お友達にそんなこと言っちゃダメ」


「帽子屋は友達だけどうざいからいいの!」



 そんなことを無邪気に言う海祢に、天宮は溜息を吐いた。

 帽子屋は海祢の純粋な暴言ににぱにぱ笑って「気にしてませんので、安心してアリスさん」と言う。

 その言葉に、心底申し訳なく感じた天宮は、さっきの帽子屋の話を促す。



「で、大事な話って?」


「アリスぅー。帽子屋の話なんて聞いちゃダメだよー。アリスはボクの話だけを聞いてたらいいよ。ねぇアリスお兄ちゃんー」



 甘えるようにして、横に座る天宮の服をくいくい引っ張るシロウサギ。

 天宮はしょうがないな、と言った感じに海祢の頭を撫でる。



「アリスさん、アリスさん。シロウサギの話なんて聞かなくてもいいんですよ。シロウサギはクロウサギにもなれるんですから。ダメですよアリスさん」


「……帽子屋、うざい」


「シロクロウサギ、怒っちゃやです。シロいウサギは怖くありませんが、クロいウサギは怖いんです。怒っちゃやです」


「帽子屋嫌い!」



 がるるると天宮を守るよう抱きしめる海祢は、帽子屋を威嚇する。

 帽子屋はそれでもどこ吹く風。

 困ったアリスはおろおろと二人を交互に見、結局どうしたらいいのか分からずに黙る。

 唐突に、ぱっと花開くように笑った帽子屋が、天宮に告げる。



「災難です」


「ん?」


「アリスは災難です。シロウサギはダメですよ。シロウサギが近くに居ると、アリスさんは災難になります」


「そんなこと無いよ?」


「いいえ。アリスさんは平和が好きですからね。捩れが見えてません。シロウサギはダメですよ。シロウサギは大事な大事な人の血と肉が好きなんですから。シロウサギはダメなんです」



 さらりと、恐ろしいことをさも当たり前のように言う帽子屋と呼ばれる女の子。

 アリスである天宮はきょとんとした顔で首を傾げて、帽子屋の言葉を頭の中で粗食する。

 その横で、むぅー、と頬を膨らませたシロウサギが、目で射る。



「シロウサギはダメですよ、アリス」


「そう言われても……」


「私は言いましたよ? アリス。私のアリス。私は言いました。私はアリスのことが好きです。大事です。大切で尊い、私のアリス。シロウサギが怖くなったらチェシャ猫や帽子屋<マッドハンター>を頼ってください」


「うーん。そんなことは無いと思うけど、その時は頼むね」


「はい。任されましたわ、私のアリス」


「…………」



 シロウサギは沈黙する。

 心から寂しそうに兄であるアリスを見上げながら、シロウサギは呟いた。



「アリスぅ……」


「ん? 大丈夫だよ、シロウサギ。そんなに心配しなくても」


「んんん~」



 優しく梳くように撫でる手のひらに、目を細める。

 帽子屋は幸せそうな、自分達の関係に違和感も疑いもしない二人に、にんまり笑った。



――――あぁ、かわいそうなアリス! アリスはシロウサギに騙されてしまった!



 アリスは幸せそうに笑います。

 シロウサギは幸せに目を細めます。

 帽子屋は目を細めてにんまり笑います。



 帽子屋は、シロウサギの胸中で呟かれているであろう言葉を、頭に思い描く。



――――アリスはボクが守る。他には渡さない。自分だけのアリス。



 すばらしく、綺麗な兄弟愛。

 それがいつ狂気に転換するか楽しみでしかたがない帽子屋は嗤った。






 『奴隷島』という響きに反して奴隷はおらず、『閉鎖島』と呼ばれているわりには閉鎖していない。

 ある意味名前負けをした、平和な島。


 そんな平和な島での、アリスを中心にした、どうしようもなくどうしようもない、たわいもない日常の欠片であるお話。


 








本当は、連載用の小説でした。

けどなんとなく続けれそうにないので短編に。

書けそうだなーと思ったら、消して連載に登録するかもしれません。



狂気をテーマにしようと思ったんだけど、全然狂気感が出てない……残念……。

多分続いたら、物凄く血なまぐさい話になると思われます。

設定として書き起こしたものですから、あとがきにでも書けなかった設定を書いていきますね。



長郷 天宮 ――アリス。いつでも笑ってる、純粋な人。人が苦しんでいる姿を見るのが嫌い。もし、自分が苦しむことで他人を助けられるなら、嬉々としてその役を買って出る、優しい人。妹が大事。


長郷 海祢 ――シロウサギ。ボクっ娘。兄が大好きで、犠牲心が目立つ兄を心から心配している。他人が苦しむことで兄が救われるのなら、嬉々として他人を生贄に捧げられる。兄が大事。


帽子屋 ――未来師。占いが得意で、時々未来が視える。アリスが好き、シロウサギが好き、チェシャ猫が好き、でもクロウサギは嫌い。シロがクロにならないように心から願いながら、心からクロになるように願う。性格悪い。


貴暮 終夜 ――チェシャ猫。生意気な男の子。少々横暴な物言い。アリスのことは少し好き。シロウサギは気に食わない。帽子屋は怖い。乱暴だけど、根は優しい子。





と、こんな感じで。

少しでも反響があったら、続きを書くかもしれません。


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― 新着の感想 ―
[一言] なんだか和やかなお茶会……しかし、最後の最後で、えも言われぬ禍々しさが垣間見えました。 嫉妬、独占欲、達観と病的な興奮。そんな言葉が脳裏を過ぎる物語ですね。 いずれ、呼称通りの島になってし…
2011/03/29 20:39 退会済み
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