表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/841

雑詠その4

早春の夜空寒さに息吐けば月をも覆う白色の幕


新芽まで一年待つを散ると言う桜木が消える訳でもないのに


日夜とも首振り続ける扇風機真似は出来ない奉仕の姿


草刈りの鎌の先に現れる何にもいないかまきりの巣


彼岸より一日早い墓参り盆に供えた花は痩せ枯れ


秋雨は袈裟切りしたかと思っていると忍者のように雲隠れする


楓たち揺らめきながら空中を舞い落ちた後レッドカーペット


十六夜の月を食らうと進み行く鵺の姿の秋の雲群 


星空を半時ほどでかすませる気まぐれ秋の雲の一群


冬至前傘の親骨へし曲げるビルの谷間に風ぞ吹きける


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ