表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/807

雑詠その1

大野亀名にし負うならカンゾウの波竜宮の君へ導け


いちじくは薄味庭の切り株よ今は昔のとうがきの味


ライスカレーいつでも叔母はそう言って従姉はまるで気にも留めない


新年に手帳は変わる亡き母のいたわる一筆今年のにも


冴え返り桜のつぼみ満を持すこらえればこそこらえたからこそ


秋の空どんより雲が広がって小学生はがむしゃらマラソン


玄関の赤玉石よ御力でせめて今宵は水を差されず


胸と背に赤子を抱く母は両手にゴミ袋軽トラ見やる


CGの戦国部隊の大将と記号にならない足軽たちと


真夜中の空寒いような玄関は朝の左義長下げた注連縄


赤鬼の気持ちはかれるくらいなら思いを尽くして言葉を尽くして


山頂ののっぺりとした積雪を見上げているのはのっぺりとした僕


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ