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短歌「足跡」  作者: 金子よしふみ


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自動車の窓開けるの数センチくしゃみ三回秋の朝風


晴れた朝ちらりと雪は残らない春の期待と冬惜しむ時


曇る朝網戸に止まるセミが鳴く鳴き止んだかなセミはもういぬ


雪の日々朝はひとまずキーを挿すエンジンかかるかかからないかな


3月の寝汗で起きる朝の咳額に手を当てほっと息する


毎朝に拙いながら経を読むかすれた声で申し訳なく


空き缶の回収日の朝傘を差しそろりそろりと回収袋へ


朝の蝉洗濯物を干すだけで汗がじんわりにじみ出て来て


朝起きて脛を引っ掻く痕がある寝ている間にそんなに掻いたか


朝起きて下がった気温秋らしさフリースのジッパー顎まで上げる


まだ暗い朝に目がさえ寝返りしまた目をつむるどんな夢でも


最近は朝がなかなか起きれない秋の気温に埋もれる時間


立冬の朝寝坊してもみあげをねじって理容院へ予約の電話


今朝なんて平均気温五度下がるファンヒーターが雄叫び上げて


晴れてても時間が経てば闇になるその闇を待ち朝日が昇る


五月雨の朝腕や首虫刺されそんな音など聞いていないのに




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