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短歌「足跡」  作者: 金子よしふみ


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来る

出勤の車の窓開け秋が来る全開から半分へ上げる


冬晴れの日差しの温さ体内でスイッチ切り替え穏やかさ来る


立秋の網戸から来るそよ風はほんのり凉し三十五度でも


ふいに来る腰がジンジン痺れだす可動域に変わりはないのに


雪が降る冷たいポスト一通も来ない空間かじかんで来る


室内で出来る筋トレ行って日々の身体を怠けなくする


春の雷止んで晴れ間が見えて来る繰り返し待つあたたかき春


快晴に洗濯物は外干しにできる日々来るもう冬は終わる


また寒波来る予報の晴れ間にはインスタント麺の特売をカゴに


明日からまた寒波来る今朝の晴れ嘘に変わってまた雪かきか



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