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新年度有給明けの事務作業あっという間に午前つぶれる
雨だれの音で覚める午前五時遅番だっけかもったいないな
霰から逃げてシューズはファンヒーターの前に置かねば明日に行けぬ
寝ぼけてはスリッパ脱ぐは部屋の前そのはずなのに明後日の方
晴れてこそ午前四時半まどろみのもう少し寝よう夢はうつろで
カマキリが網戸を上る様子見て一句できたな診察室前
また夢は似たような画の続きとてこの現実は前に進んでる
一瞬の停電そして雷鳴がファンヒーターの前で丸まる
整体し腰の痛みは和らいで前屈できる手技の巧みさ
十二月ノーマルタイヤの前の車車間距離を広めに保つ
八度も最高気温下がってはファンヒーター前丸く動かず
強風の音で目が覚めアラームは鳴る前に止め欠伸一つ




