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白 その2
顎撫でて髭が伸びてたザラザラと鏡見なければ白いもの知らず
髭を剃る黒いもみあげ黒い髭白いものある鏡を見れば
短髪を鏡に見れば白いもの歳重ねたかストレスのせいか
窓からの白い光の室内で小さく息して膝を抱える
白い空アラーム前に今朝起きる毎朝のように朝食は抜く
夏至過ぎて午前四時半白い空さすがに早いも少し寝たい
髪にも髭にも白いもの光るもみあげなんかに現れるなよ
曇り空窓から白い光満つ平行線な今日の予感
真夏日の白ご飯には箸止まるふりかけをかけ動くこの箸
汗で起きるアラーム前の白い朝熟睡できたことで十分




