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歩く その1
雪道をブーツで歩く歩いてはつま先の冷え行くか戻るか
スロージョグ二十分して息上がる一歩一歩で六十分へ
三月の朗らかな午後散歩してジンジャーエールはもう二十分へ
青い空暖かな風さえずりも僕一人だけ痛くて歩けず
草を刈る歩道の脇の雑草を差し入れもらう近所の婆から
冬の風止んで歩いて耳寒く急げや急げ暖房へと
書店なら使えばよろし検索機歩いて探すその方が好み
朝の日よ春の予感は風のみにあらずば歩む影の色合い
雪溶けて道が見えれば何気なく歩き雪ある日々を忘れる
午後になり晴れ間の雪は溶けていきスニーカーでも歩ける滑る




