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恋その1

霧雨や揺れるワイパー二十二時咳の君へとアクセルを踏む


山に生く雪割草のつきづきし愛でたきほどに遠く眺めん


出張の駅中で見たスイーツに君が浮かんで二箱を買う


美術展膝カックンされ振り向いて手持無沙汰な君の手を握る


上映の三〇分で寝る君の指に絆創膏ランチボックス


レモンティ指折り数えるほどだったデートの君のマグボトルの中


出不精が軽やかな草履引っ張られ花火ってこんなに楽しかったんだ


一本の桜よ風でひらひらと伸ばす手に花一人立つ君


あなたへの手紙に粗相がないように下書きをするワード縦書き


余所行きの声を隠してため息の音のあなたが色づいて見える


冷酒飲み火照る頬へ手をいざない「気持ちいいなあ」この胸の熱


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