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スサノオ その2
授業中名歌をこっそり眺めてた詠もうなどとはつゆとも思わず
激情やつぶやきたさで波が立ち漏れ出てそれが短歌になってた
気管から手が出たように成る短歌こんな言葉を思っていたのか
辻斬りをするようにして声に詠めたとえ斬られる我が身としても
浮かぶ声浮かんでくるな波になるなどうせバミューダトライアングル
書きなぐる波にはなったが黒歴史嫉妬で遠いスサノオの道
届くなら届かせたいけれども届いてはならない届かせてはならない
壊れろいやむしろ悦楽させて記憶からなくせやしないか、孤悲
草薙の剣で孤悲を斬ってくれ草みたいなもんさこの想いさえ
技法とか含みなんかは巴投げ思って詠むさスサノオの道
「やれば終わる」赤面症があみだした嫌なことやる前のおまじない




