287/1192
ラーメン その2
昼食にインスタントラーメン食べ秋の冷ややか空気に対し
コンビニのラーメン食し箸止まる味を感じずこの舌はいかに
昼食の辛みそラーメン汗拭う辛いけれどもむさぼるように
朝食を抜いて空腹身にしみて塩ラーメンを無心に啜る
ラーメンを吹いて啜って喉ごしよ無限の時間は闇に覆われ
扇風機風力一つ強くして味噌ラーメンに息も吹きかけ
真夏日もラーメン食べて汗かいてザ昼食に腹を擦る
濃厚な冷やしラーメン啜ってはどうにかこうにか食後の薬も
残暑でもラーメンなんか食べられるこうして秋がやって来ている
生姜擦りかきたまラーメンぬくぬくと冷えているのは体じゃなくて
時雨ては生姜ラーメン啜りつつじんわり額ティッシュで拭いて
人生初サッポロ一番塩ラーメンもまろやかな味感心しつつ
ラジオパーソナリティがラーメンを啜る音喉が鳴り腹が鳴る
