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噛む その1

爪を噛む結局爪切り使うなら端からそうしておけばよかったのに


寝ぼけては互い違いのガラス戸に目覚めて気づく砂を噛むよう


雑穀のご飯を半合よく噛んで頭をよぎる体重の数字


鼻すすりティッシュで噛むような朝すでに秋には入りけるかな


親戚がお餅差し入れしてくれて手作りの味噛みしめながら


新聞の歌人の短歌噛みしめて詩感をこめる三十一文字に


昼過ぎて奥歯が痛む首傾げ噛まないように軽く口開け


腹が鳴る雑穀ご飯炊きあがりよく噛み満ちる胃は膨らんで


這って行くトイレへ幾度堪えつつ顔はきっと苦虫を噛む


晴れた空雲が広がり白い世界小さくため息唇噛みしめ


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