206/1211
テレビ その3
午後座椅子まどろみが来るテレビはついて話は飛んで
唐突にブラウン管のテレビ鳴る令和の日々に溶け込むように
唐突にテレビの辺りがパキっと鳴る夢見の悪さ何かの予兆か
信号待ちケーブルテレビの無音をのどかな朝にじっとしている
夕方のローカルテレビに姪が出るその話しぶり小さく感嘆
テレビ見て誘発されて今晩はカレーにしようしめじないけど
昨日と同じ部屋着に呆然と何も見てないテレビ点いても
昼食後座椅子でうつらうつらするテレビ番組もう終わりそう
新アニメインターネットで視聴するテレビで放送していないから
テレビ点くただ黙々と箸が鳴る夕飯時の一人の背中
予報より強風が吹き身を縮め聞きたくない音テレビで消して




