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布団 その6
梅雨明けを待って朝からその日差しじっとり重い布団を干して
午前四時寝返る時に目が覚める今日も残暑か布団蹴飛ばし
秋晴れにようやく布団干せて今晩こそは安らかに寝たい
秋らしさ布団のぬくさ恋しくてアラーム止めて寝返りを打つ
冬の雷耳をふさいで布団被る朝には晴れて静かになって
除雪機が動いている音布団から時計を見れば午前5時前
一時間デジタル時計見間違い半身を起こし布団に落ちる
布団の下防寒シートを取り外す春めく気温彼岸の中日
朝起きて頭痛を抱え着替えする布団を畳む経を唱える




