表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/1190

雑詠その7

心待つ流星群は雲海に隠れて見えずとも祈りを込める


霧がかりいつもの港は見えずとも船は波先進んで行く


霧靄を悠々として進み行く汽船の羅針迷いなきこと


時化ずとも窓外に見える島稜線上下に揺れる冬の客船


船底のガラス板から覗く海そちらの魚はこちらを知らず


なでるように打ち返す波にゆだねるは耳だけでなくしがらむ心も


星爛と群青色の海音の中でただ息をしている


万葉の詩を噛んでは映じてく時を隔てぬ想いの重み


我が母校閉校式の知らせ読み青き年月走馬の如く


故郷や二十年は会わずとも一目一声分かる旧友



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ