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五月 その5
健診しドクターからはお墨付き筍ご飯おかわり二回
ポテサラがおかず一つで十分だ筍ご飯豆腐味噌汁
酎ハイにフライドポテト夕暮れる夏日の喉を潤すほどに
恋文の日らしい今日も呟いて風に飛ばされ君に届かず
日曜日イベント会場はあそこなのに太鼓の音が家まで響き
最近の気温の見事な乱高下昨夜と同じ二時トイレへ
白い朝二度三度ほど目を覚ます十五分しか経ってないけど
トロトロの牛筋煮込み舌鼓時間をかけた分だけはある
醤油皿イナダの刺身艶やかに噛み応えあり甘い旨味に
晴れ渡るロードバイクをこぐ人よ弾む息さえ楽しむようで




