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五月
鶯を聞いて今日の検診きっといいことありそうな
ラガーシャツ鶯鳴いて晴れ渡りストレッチして腕まくりする
冬用の敷パッドを洗濯しサラサラのそれ五月になって
カレンダーめくれば五月一日に八十八夜の文字を見つけて
夕方の浴槽に身を委ねては鶯の声浴室に響く
ふかふかに布団を干せるそんな時期始まったのだ太陽見上げ
夜も更けて八十八夜の千鳥足焼酎ロック氷が鳴って
ポカポカの陽気の日差し受けながら食欲不振のおじやの私
曙に何度か目覚め寝返りを浅い夢はその都度消えて
羽織るものフリース洗いパーカーへチャックもしないそれでも十分




