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二の神話 ハデスの想い

翌朝…


ポセイドン「サヤちゃん!集会よ、起きなさい!」


サヤ「んーハデス…好きぃ…」


ポセイドン「もう…この子ったら…こちょこちょ…」


サヤ「ひゃわぁぁぁぁあ!やめちくり…起きる…」


渋々起きてポセイドンと共に集会へ向かう。


ポセイドン「ほらシャキッとして!今回こそはにこやかにね!」


サヤ「無理…眠い…」


どうやら寝起きが悪いタイプらしい…


目を擦りながら集会に参加した。


集会は神が行う会議のようなもので世界の在り方についてや雑談だったり、とにかく色々なことを話す場所だ。もちろん冥界の王であるハデスもでる。


サヤ「んじゃスイッチ入れっかぁ…」


ポセイドン「僕も入れないとだね。」


二人は雰囲気をガラリと変えて集会に出席する。


ゼウス「よく集まってくれた皆のもの…といっても、いつものことだが…人間界についてだが…ハデス。話があると?」


ハデス「はい…最近冥界に来る悪人が増えている。この傾向があまり良くないと言えるのはわかるね。これについて議論したいと思っている。」


ゼウス「反対の者は?」


「…………………」


ゼウス「では、これについて話していく…その悪人についてだが、具体的にどう困っているんだ?」


ハデス「稀にだが抜け出そうとする者がいてね。それと…一番は仕事が多くなるからかな。僕もやりたいことがあるしね。」


サヤ「ずいぶん自分勝手な議題持ってきてくれたなハデス。そんなに時間を費やしてぇもんはなんだ?」


ハデス「あまりこういうところで言いたくないんだけど…好きなアイドルグループができてね。少し時間を使いたいんだ。」


サヤ「そ、そうかよ…悪かったな。」


サヤ(どのアイドルグループなんだろう…?私のじゃないよね…)


ハデス「おや、君が手を引くとは珍しいね。今日は雪でも降るのかな?」


サヤ「たまたまだよ。俺にだっておとなしくしたいときゃある…」


ゼウス「コホンッ…少し話が反れたが…元に戻すぞ、人間についてだが…」



その後集会は三時間程続き、人間界については信徒に悪人がいたら積極的に知らせるように伝えるということで終わった。


サヤ「あぁ~腰痛ぇ…三時間も座りっぱなしじゃ腕がなまっちまうぜ。」


ポセイドン「こらっ…またハデスにつっかかったでしょ!嫌われるわよ?」


サヤ「やだぁ…嫌われたくないぃ…」


ハデス「誰に嫌われたくないって?」


サヤ「あぁ?ハデス…盗み聞きはよくねぇぞ?」


ハデス「ごめんごめん。珍しくおとなしかったから何かあったのかと思ってね。でも君を嫌う人なんていないと思うけど。」


サヤ「お世辞どうも…俺みたいに喧嘩っ早いやつ目障りだと思ってるやつ大勢いるぜ?お前とか爺さんが特例なだけだろ。」


ハデス「ふふふ…そうだね。でも、僕は君のこと嫌わないからね。それじゃ、またね。サヤ。」


そう言いながらサヤの頬を撫でてハデスは去っていった。


サヤ「はわ…はわぁ…」


サヤは恥ずかしさと喜びでおかしくなってしまったようだ。顔は真っ赤で腰が抜けてしまい、ポセイドンに抱えられて家に帰った。


それを密かにハデスが見ていた。


ハデス「…可愛い…次はどんなことをしようかな?どうすれば振り向いてくれるの…?彼女は誰にも振り向かないかな…」


ハデスもまたサヤに想いをはせていたのである。しかしサヤのツンデレのせいで嫌われていると勘違いしてどうにか振り向いてほしいと思っている鈍感男でもある。


独り言を言いながら、ハデスはその場を去った。


二人の家にて…


サヤ「ふぇえぇ…かっこいいよぉ…」


ポセイドン「確かにあれはどんな女神でも落ちるわね…」


サヤ「ライブ…行ってくる…バッドゴッドの…」


千鳥足でライブ会場へと向かうサヤを見てクスリとポセイドンは笑った。


ポセイドン「いつまで気づかないのやら…二神とも困ったやつね!」


そう言いながらサヤを見送った。


ライブ会場の裏へ入ると、アフロディーテが話かけてきた。


アフロディーテ「ねぇサヤ、実はね…私彼氏ができたの!」


サヤ「え!どんな奴?」


アフロディーテ「ヘラクレスよ!」


サヤ「マジで!?やったじゃんディーテ!二人がデキてるなんて知らなかったよ!」


ヘラクレス「お互い奥手でな…なかなか切り出せなかったんだが言ったらオッケー貰えたからじゃあ…てことになったんだ!」


二人はニッと笑う。サヤがヘラクレスの背中を叩き、


サヤ「お前やるなぁ~!ディーテ落とすとか!」


アフロディーテは美の女神で、誰もが一目置くほどに美しい。そんな美神を落としたとなったら大騒ぎになるだろう。


ヘラクレス「へへっ…俺だって捨てたもんじゃねーだろ?」


アフロディーテ「二人とも!ライブ始まっちゃう!メイクしなきゃ!」


三人は慌てて仕度を始めるのであった…

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