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揺らめき移ろうものたち

対岸

作者: 黒森 冬炎

寂寥の地平の彼方から

響くは銃声

戦場に駆け込む屋台は

空き缶や鉄の鈴を

賑やかにならして


倒れることなく銃を構え

入り乱れ突撃しあう

そんな人々が見える


カラフルな屋台も賑わっている

戦場の真ん中で

煌びやかなキャンディを

高笑いしながら売っている



大河を前に佇む仔犬は

散歩がてらに見学しているご主人に吠える


ねえねえ

あそんでるよ?

美味しそうだよ?


千切れんばかりに尻尾を振るが

綱を握ったご主人は

呆れたように一瞥して

午後のお茶に呼ばれた友人宅へと

再び足を向けるのだった




お読みくださりありがとうございました

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― 新着の感想 ―
[一言] 宜しかったらでいいのですが、私の詩『詩版・異国のバナナ売り』というのがあるのですが、なんとなく雰囲気が似てるかな?と思い感想欄にて失礼ですが書き込みました。あまりこういう詩は見かけないので。…
[良い点] カラフルな屋台も賑わっている 戦場の真ん中で煌びやかなキャンディを高笑いしながら売っている。スゴイ場面ですね・・・ [一言] 銃と仔犬。銃声と仔犬が吠えながら尻尾を振る。対局に見える…
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