天使との出会い、吸血鬼義妹の誕生
妹が人間じゃなくてもいいじゃない
これからよろしくお願いします!!
春のある日、僕は天使に会った。
可愛らしい小さな顔に、煌びやかに輝く金色の長い髪、全てを見透かすような大きな真紅の瞳。
そして……頭にちょこんと生えている二本の黒い角、口を開けたら見える小さな牙。
背中には黒い翼が、腰からは長い尻尾が生えていた。
天使かと思った彼女は……魔族、その中でも吸血鬼と呼ばれる存在だった。
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唐突だが俺には妹がいる。一歳年下の妹だ。
しかし、俺と妹とには血の繋がりはない。俺の母親は俺が生まれてすぐに病気で亡くなった。
父は再婚していないから義理の母の連れ子というわけでもない。
妹は父の養子だった。
父に詳しく話を聞くと、その娘は紛争地域で保護され、天涯孤独で身寄りがないところを紛争地域で医師として活動する父が自身の養子として日本に連れてきたそうだ。
それが今から10年前の出来事。
10年前、俺に吸血鬼の義妹ができた。
妹系幼馴染(双子)、異父妹(姫)、妹系幼馴染(許嫁)ときて4作品目は義妹(吸血鬼)です。
えぇ、また妹モノです。
そして私の小説の読者ならお察しになると思いますが、もちろんこの義妹もヤンデレになります!
改めて、これからよろしくお願いします!!