31話 クーデター
人物紹介って需要あるか分からない。作るのってありですかね......(突然すまんな)
あとなんか名前がしっくりこないので思い切って主人公の名前を変えようかなと思っている。
魔王の朝は早い。今日はいろいろ忙しくなるぞ。あの一族を通じて四天王達に、今日この魔王城に来てほしいと伝言を伝えている。多分昼ぐらいには集まるかな?
四天王達を呼びつけた理由は、これまでの統治状況を知るためもあるけど、まあ......食料問題が解決しない限りいろいろ前進出来ない事が分かったのでそれにも意見を聞きたいなと。
それにしても伝言を頼んだ超側近プリケンが帰ってこない。なんで......まさか!? ギャンブルをしているのか!? そういえば西の領土の所にパチンコ店というギャンブル店が出来たと聞くが......まさかな?
「超側近プリケン! ちょっといいかな?」
なんだ? プリケン達がやけにあたふたしてるな。
「緊急事態宣言でそ! 緊急事態宣言でそ! みなさんは直ちにこの魔王城から避難するでそ!」
「殺される......反逆者に殺される」
なんだよ? また変な問題事でも起こしたんか? こいつら本当にブレないよな。もう慣れたけど。
[チュドーーン!]
はえ!? 突然の地響き!? いきなりなんの騒ぎだ!?
「殿下! 同胞によるとたった今、南の領土から武装蜂起が起こり、この魔王城に向けて進軍中でそ!」
なっ!? なんだと!? つまり反乱!? プリケン以外の魔族が歯向かってきたのか!? マジかよ。
「まさかプリケン以外で反乱が起きてしまうなんて......クソ! どうしよう」
「クリス殿下。我々は一足先にトンズラさせて頂きます。クリス殿下の御武運を祈っていますぞ!」
は? こいつら......! ちくしょう! 自分はこんな所で死ぬわけにはいかない。ここから逃げるぞ!
「魔王討伐隊だ! 魔王を殺したら褒美をやるぞ。さあみんな、やっちまえ!」
もう来たのか!? ヤバイな。相手が多すぎる。多分、自分が戦ったとしても多勢に無勢だろうな。ひとまず非常口を目指そう。
ある意味、超側近プリケンの反乱癖のおかげで、非常口を用意することが出来た。あの時は対プリケン用として作ってたんだけど、まさかここで使う事になるとは......
とりあえず、魔王城から出たらどうしようか......部下がいない厨二野郎と天使がヤバイかもしれない。反乱軍に真っ先に狙われるだろうな。
よし! 非常口に着いた。なんでこんな事になったんだ? 今日は反乱の予兆は無かったはずなのに......
「魔王城に火を放て! 魔王を逃すな! 逃したら面倒な事になるからな!」
「おおっ!」
考えてる暇は無い! 追ってが来る前に、早く逃げないと! とりあえず厨二野郎が居る北の方向に逃げよう!
「居たぞ!」
「魔王ヲ、ブッ殺シテ金持チニナッテヤル! 魔王覚悟!」
うわぁああああああ!? みんなが完全に自分を殺しにかかってくるーー! ヤバイ。非常口にも反乱軍が......クソッタレーー!
「インフィルノ!」
「ぎゃあああああ!?」
道は開いた! 逃げろーー!
◇◇◇◇◇◇◇◇
こうして魔王城は反乱が起きてから僅か1時間弱で陥落した。ダンテやルシフェル、そしてプリケンは勝利宣言を行いダンテが魔王宣言をした。
◇◇◇◇◇◇◇◇
◇◇◇◇◇◇◇◇
次回に続く
まだまだ突き進むぞーー!




