14話 魔界の前にまずは側近をなんとかしないと
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ここは魔王城。
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「さあ魔王になって最初のお仕事です」
なんだよ。朝早くから仕事仕事うるさーーい! 少しはプリケンも手伝え! そして私を寝かせろ! 多忙すぎて昨日もちゃんと寝てないんだよ。
「まずはこの私を働かずにお金が入る部署に転属してください案件ですぞ」
「うるせえ!私も忙しいならお前も道連れじゃ」
こんな時にまでふざけるなよ。側近プリケン! そもそもそんな部署あるわけないだろ! ニートが喜びそうな部署だな! おい!
「ぬうううう、こうなったら力ずくでも職務放棄させていただきますぞ!」
あっ......まずい! これはいつもの流れになってしまう! 早く止めなくちゃ(使命感)
「死ねぇええええ 殿下ぁああああ!」
「またこの流れか!」
なんだよ! この流れ魔王になっても続くの? もう嫌なんですけど......
「ええい命狙いながらでいいから別の案件を報告しろい!」
[ビューーン!]
うわっ!? なんだこのプリケンらしくない華麗な足技は!? それに勇者程じゃないけど、なんかプリケンスリムになってない? 気のせい?
「ふはははは! バカバカ陛下バカ陛下! スピードタイプに変化した私なら陛下のようなノロマは手玉ですぞ!」
ちょ、まてまて動けない。やばいプリケンに完全に遊ばれてる! 攻撃の波に踊らされているよ!
「チクショウなんだこいつのコンボ。ウザすぎる」
「それでは、ボコリながらご報告致します」
「いい加減にしろ!」
「ウギャー!?」
やっと抜けれた。危なかった......下手すると永遠にボコボコにされる所だった。凶暴すぎる部下だ。
「グヘェ......ご報告致します......」
「陛下がやらねばならない案件は少なくとも1万件以上ございます!」
そんなに?
「おかしいでしょ! 私魔王よ!? そんなに忙しいわけないでしょ! だってパパとか、生前わりと遊んでたじゃん」
「それは先王、パパ殿がほぼ職務放棄してたからでそ」
「ならおじいちゃんは? おじいちゃんとか、ぶっちゃけ遊び人だったよ!?」
「ジジイ王も同じでそ」
そんなバカな!? ウソでしょ?
「とにかく魔王は先代、先先代、果ては先前代魔と」
最後違くね?
「みなさん好き放題されてたため、今の魔界は統治機構がロクに機能していません!」
ハハハハハ......
「よくそれで滅びなかったね...」
「まあ、魔王様はお強いので、なんだかんだ反乱は潰せましたからな。ですがまともに統治したいのでしたらこのままじゃ無理ゲーでそ」
「じゃあどうすりゃいいのよ」
「教えるかわりに側近を辞めさせてくだされ!別の部署に配属を!」
あー交換条件ってことね。まあ魔王になって行き詰まりを感じていたし反乱も無くなるなら万々歳だな。
「分かった分かった。仕方ねえなあ。出来る限りのことしてやるよ」
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次回に続く




