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あとがき エクストラ

あとがき エクストラ


ではではキャラごとに本編を振り返って行こうかと思います。


まずは主人公の櫻井。


あなたにとって櫻井はどう映りましたか?。凡人ですか?特別ですか?天才ですか?。おそらく、賢いやつだけど凡人の範疇にはおさまるくらいに映ったのではないでしょうか?。大体の物事は妥協して、平凡に暮らしていた櫻井。そんな彼は物語中でいろんな人と出会い、いろんなことを経験し、いろんな感動に触れました。しかし、彼はそれでも夢を描けなかった。将来なりたいもの、やりたいもの…何一つとして自分の『好き』を見つけられませんでした。彼は物語を通して成長はしたのでしょうが、その根本が変わったわけではありません。それでも彼は自分で道を選択することができました…これが吉と出るか凶と出るか…それはまた別のお話です。まぁ、例え凶であったとしても、櫻井は決して後悔はしないでしょう。

さて、櫻井にはこれといった特技もなく、少なくとも私的にはあくまで凡人ですが、一つだけ高校生の割には優れた能力を有していました。それは自分の考えをまとめ、相手にわかりやすく伝えることが出来る能力です。『そんなの出来て当たり前じゃん』と思うでしょうか?。いやぁ、私はなかなか難しいことだと思いますよ。小説を書いていると事あるごとにその難しさを痛感させられます。そういう能力があったからこそ、櫻井は『必要なもの』が見つけられたのでしょうね。問題点を如何に簡素に分かりやすくまとめられるか…ほんと難しいことなんですよ?これ。私は小説を書くことを通してそれなりに鍛えられたつもりですが…なんにしてもこれが出来るのと出来ないのとでは雲泥の差があります。詳しく話すと長くなりますので、この話はここまでにしとうございます。

ちなみに、私の他の小説に同じ名字の主人公がいます。櫻井の他にも同じ名前のキャラがちらほら見受けられます。特に関連性があるわけでは…ないこともないのですが、大した問題ではないので気にしないでください。この小説は1,2年前に始めの第1話だけ書いてそのまま放置していたものなんですが、その時は特にどんな内容にするかも考えておらず、とりあえず仲のいい二人組を書こうと安易に考え、パッと思いついたのが他の小説で仲良く連んでいた櫻井と加藤だったので、その名前を借りたというわけです。なので関連性は大したものはないのですが…別の世界線の話くらいに思っていただけると捗ります。




続きまして姫浦。


おそらくはこの物語のヒロイン…うん、多分。でもその割には最後まで下の名前すら決まらなかった。どんな小さな可能性でも全力を出せる彼女。それ故に努力も空回りしやすく、見る人から見れば無駄な努力を続ける愚か者。…普通ならそのうち妥協することを覚えてしまうのでしょうが…なにが彼女をそこまで突き動かすのでしょうね?。皆さんの周りにこういう人いないでしょうか?。私なりにこういう人の印象は『ビジネスの関係なら頼もしいが、プライベートで関わるのはめんどくさい』って感じの人が多い気がします。他人に対する思慮が薄く、自分のペースを最優先するために隣に並んで歩くのはめんどくさい。しかもなぜか常に自信に溢れていて、エネルギーに満ちている。…まぁ、こういう人がいないと始まらないことは多いんですけどね。私的にはこの手のタイプは貴重な人材だと思ってます。実際、彼女がいなければ櫻井の物語は本当に平穏なもので終わってしまったでしょうね。敵を作りやすい人ですが、味方であれば心強い人です。めんどくさいかもしれませんが大切にしてあげてください。そして彼女は櫻井の言葉を真実にできるのか…それもまた別のお話ですね。



続きまして加藤。


櫻井の友人ポジションではあるが、自分のやりたいことを見つけて櫻井を置いて青春に消えていったやつ。笑いを取るためならその身が破滅することすら厭わないピエロ的一面を持つ。面白い奴であるがゆえに男友達は多いが、彼女は出来ないタイプの人間。…なんだろうな、本人がそこまで彼女が欲しいわけではないことと、サービス精神が旺盛であるが故に自己犠牲を厭わないスタイルが恋人として隣に並んで歩いていると自分までピエロに成り下がるから恋人になる気にはならないのかな?。なんにしても彼女は出来ないタイプの人間。…むしろ、彼女が出来てしまったら『モテたい』という目標が叶ってしまい、また無気力な日々に戻るのが嫌だから、内心彼女が欲しくない節がある。櫻井としてはピエロでもステージの上で輝く加藤が羨ましく見え、自分との差を思い知らされるため直視出来ないでいた。しかし、高校生最後の文化祭で加藤のバンドを見に行った時、ようやく櫻井は素直な感想を吐き出すことができた…まぁ、一つの成長の証ですな。

他の小説から引っ張ってきたキャラということもあり、初めから櫻井と仲良くしていたんですが、本編では二人の仲の良さを表す描写が特に描かれていません。他の小説でお互いに背中を預けて戦った存在であったが故に、私的には二人の仲は補完されていたのですが、何も知らない読者の人からすると『なんで加藤はそんなに櫻井とバンド組みたかったの?』って疑問に思われたかもしれません。そこは完全に私の実力不足ですね。他の小説から引っ張ってきたキャラであるが故に、二人の仲の良さを補完しようとしなかった…うーん、やっぱり他の小説から引っ張ってくるもんじゃないな。ですので、もしこの二人の仲をもっと知りたいという方がいらしたら、その小説も是非読んでくださいね(欠かさぬ宣伝)。




続きまして愛里。


姫浦とのダブルヒロイン…なんですかね?。正直、姫浦がいるのに他の女の子まで関わらせるのは櫻井には勿体ないとか思ってたんですけど…私基本的に主人公に美味しい思いをさせたくないので。しかし、文化祭でボッチ同士であるが故に残された席を奪い合う出会い方が個人的に好きだったので、そのままメインキャラに仕立て上げました。この時は櫻井が自ら進んで愛里を誘いましたからね。『理想的な青春は与えてはくれないが、ちょっと手を伸ばせば意外と届く』…この結果は櫻井の自ら起こした行動に対する報酬ですね。

愛里は今まで当たり前のように居場所があった彼女は親友の転校によって初めて居場所の大切さとそれがなくなる恐怖を学びます。そして運良く櫻井という居場所を見つけたのはいいが、時折垣間見える姫浦という存在が目にちらつきます。いつか櫻井は遠くに行ってしまうんじゃ…彼女は密かに焦燥に駆られていました。そして姉に触発された櫻井は彼女を置いて青春へと消えていきます。危機感を感じた彼女は魔が差して櫻井に無粋な言葉をかけた。…そんな彼女の姿はあなたの目にはどのように映りましたか?。良くも悪くもこの出来事がきっかけとなり、彼女は前に進むことを決意しました。彼女の決意に櫻井は最大限の思いを示し、『一生懸命にやっても居場所すら作れなかったら…』そんな彼女の不安を振り払いました。そのおかげで愛里は前に進めた…だから愛里は櫻井に大層な恩義を感じていて、さくらちゃんのことが大好きなわけです。…まぁ、それが恋愛としてなのか、それはまた別のお話です。




続きましてサカもっちゃん。


最初は特に考えもなく、1モブとして登場させたキャラですが、櫻井の一年生夏休み…やることがなくて話の進めようがなくなってしまうために櫻井に何かを与えてくれる存在が必要でした。元担任なら与えてくれてもおかしくないやろと思い、スーパーの店員として再登場させました。彼がいなければ物語はあそこで途絶えてたのだろうな。彼はどんな言葉も綺麗事で誤魔化すことなく、親身になって櫻井を支えてくれました。こんなこと言ってくれる先生欲しかったっていう私の願望の塊ですね。教師という道が一旦は途絶えてしまったサカもっちゃん、彼が今後どのような身の振り方をするのか…またそれも別のお話です。



続きまして櫻井の姉の瑠美。


私が完結させた小説、もれなく主人公に姉がいるんですけど…そういう願望が潜在しているんですかね?。主人公の家族構成をどうしようかと考えた時、兄弟が欲しいなと思ったため、ラストチルドレンの設定上、自ずと兄か姉が兄弟となるのですが…他の小説の姉率が高かったので、当初は兄にしようとしたんですが、妊娠という選択肢を持たせるために姉の方がいいと考え、結局姉にしました。自分の行動がエゴであることは理解しているが、周りを巻き込むことを厭わないハリケーン的存在。それ故に弟の櫻井も巻き込まれるわけで…櫻井の思慮深さと慎重さはそんな姉の反動なのだろうか。なんにしても櫻井にとって影響力の大きな存在であった。姉も弟も家族思いな所は一緒で、自分の家族のことを熱く語るその姿に私は心打たれた。しかし、そんな姉もネームレスの前には風前の灯火と言っても過言ではないほど無力であった。それでも望の命に意味を与えるべく前を向いた彼女が今後どうするか…どうするんでしょうね?。




続きまして望。


瑠美の子供にして呆気なくネームレスになってしまった子供。私の中では初めからこうなることは決まっていた。そこには一寸も迷いも慈悲もなかったです。『希望は誰も与えてはくれない』…そういう世界でどうやって希望を見出すか…それがこの物語のキモですからね。残念ながら、希望を与える気はありませんでした。それでもどうか、この命が報われますように。




続きまして櫻井の両親や富沢さんをはじめとした大人たち。


本編で自らの信念を貫いた故に招いた罪、その罪に捕らわれ、歩みを止めようとする櫻井を支えてくれた存在。例え行いがどうであれ、櫻井のような人達に寛容的であって欲しい…彼らの行動には私のそういう願いが込められています。

しかし、櫻井の両親はなんとも報われませんね。自分の息子に今までの怠慢を背負わせるような真似をさせて…子供に借金残すような思いでしょうかね。いつの日か、『当たり前のように結婚して、当たり前のように子供を産んで、当たり前のように幸せな家庭を築く』…なんていう理想が当たり前のように夢見れる社会に出来るのでしょうか…。まぁ、これに関しては私達も他人事ではありませんけどね。とは言っても、今の時代、結婚せずに一人でも楽しんで生きることが出来ますからね、幸せな生活の築き方も十人十色ですけどね。

でも未来は明るいに越したことはない。だからそのために戦っている人達に少しでも寛容的であって欲しい…この物語を読んで、そのくらいの努力も出来ないようでは無責任だと私は思いますね。





…さて、書きたいことは概ね書けましたかね。この物語はあなたにとってどう映りましたか?。普通ですか?傑作ですか?駄作ですか?。まぁ、別にそれはどうでもいいんです。大切なのはこの物語を通してなにかを学んで頂いたかどうかと、より多くの人に最後まで読んでもらえることです。この物語で何かを学べるかは読み手次第でしょう。少なくとも私はそのために最善の手を尽くしたつもりです。ですからその点はこれ以上はどうしようもないかと…。そしてより多くの人に読んでもらうために、とりあえずいろんなところにこの物語を投稿するなり、賞に応募するなりしてみます。評価はどうであれ、より多くの人により深くこの物語に触れてもらうことを願って、あとがきは締めさせて頂こうと思います。


それでは最後までお付き合いしていただいてありがとうございました。また次の作品でお会いしましょう。…次は笑える系のやつまた描きたいかな。ではでは。

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