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一般高校生の異世界ライフ  作者: テトメト
異世界とオオカミと犬耳少女
12/47

パーティー

 俺はオオカミ討伐のために一時的に組むことになったパーティメンバーを確認する。


 名前 レイモンド

 種族 人間種

 性別 男

 Lv 18

 装備 鉄の剣 鉄の鎧 鉄のグローブ 鉄の靴

 スキル 剣術Lv3 一般魔法Lv2

 所有奴隷 ジン セシル


 名前 ジン

 種族 獣人種 奴隷

 性別 男

 Lv 13

 装備 鉄の斧 鉄の盾 鉄の鎧

 スキル 筋力強化Lv3 嗅覚強化Lv1

 所有者 レイモンド


 名前 セシル

 種族 獣人種 奴隷

 性別 女

 Lv 10

 装備 鉄のレイピア 皮の鎧

 スキル 細剣術Lv2 索敵Lv2 聴覚強化Lv1

 所有者 レイモンド


 いきなり人の顔を見た途端舌打ちしてきたのが、椅子に座りふんぞり返っているレイモンドとか言う男だ。その後ろに立っている二人の獣人はこの男の奴隷らしい。

レイモンドは一見どこにでもいるような普通の冒険者だが、奴隷を二人も所有しているということはそれなりにいいとこの出の金持ちなのかもしれない。

二人の獣人は両方イヌっぽい耳が生えている。ジンはピンととがった三角の耳が生えている大柄な男。セシルはたれ耳のくすんだ茶髪の女だ。

奴隷を所有している人は町でも何人か見かけたし、この男のように冒険者で奴隷を所有している人も結構いた。奴隷と聞くと聞こえは悪いがそんなにみすぼらしい格好をしている訳でもないし、俺は奴隷だからと意識はしないことにしていた。

さて、レイモンドの態度にはイラッときていたが一時的とはいえ命を預けて戦う仲間になるわけだ。あまり最初から喧嘩腰になっていてもしょうがないだろう。


「えーと、冒険者のリュージです。よろしくお願いします」


とりあえず無難な挨拶をしてレイモンドに軽く会釈した。


「・・・お前ランクは?」

「冒険者ランクならDです」

「はっ」


おいおい今度は鼻で笑いやがったぞこいつ。


「俺様はレイモンドだ、冒険者ランクはCで後ろの二人は俺の奴隷だ。依頼の条件だからしかたなく付いてくることを認めてやるが俺たちは勝手にやらせてもらう。邪魔だけはしてくれるなよDランク」


何こいつめっちゃむかつくんですけど。

そりゃあね?あんたの言いたい事も分かりますよ?

見た目ど素人な俺が無理して今回の依頼を受けている様に見えているんだろうよ。

実際硬直キャンセルを使わずに戦うとなればレイモンド達が率先して戦ってくれた方が都合がいい。

が、むかつくもんはむかつくんじゃー!と、胸ぐらを掴んで叫んでやろうかとも思ったがさっきも言ったように今の提案は俺にも都合がいい。

俺は全力で嫌な顔をしつつ、了解したと短く答えた。


俺たちは初顔合わせのあとすぐに森へ向けて出発した。

というのもレイモンドが獲物が他の冒険者達に狩り尽くされないうちに出発すると言い出したからだ。

荷物はアイテムボックスに入っているし特に用事も無かったのでそのままの足で町を出た。

怪しまれても嫌なので移動速度上昇を使わずに何時間かかけて歩いて来た。森の入り口はオオカミを討伐に来た冒険者たちとその冒険者に薬や食料を売りに来た商人達で賑わっていたがレイモンド達はそれらを完全に無視して森へと入っていく。

ここまでの道中でレイモンド達に何を話しかけてもまずシカトされる事を理解している俺も黙って付いていった。森の奥まで入ると散発的にオオカミに出くわした、が俺は後ろの方で見てるだけ直接戦闘には参加しなかった。

というかレイモンドも俺と同じで一応剣は抜いているが戦闘は他の2人に任せきりだった。

二人のレベル上げの為か面倒くさいからかは分からないがおそらく後者だろう。


戦闘をしている2人はかなりのチームワークを見せていた。

まずセシルが索敵で俺達を手頃なオオカミのところへ誘導し、オオカミを見つけたらジンが斧を大上段に振りかぶりオオカミに振り下ろす。

たまらず回避したオオカミの所へすぐさま駆け込んだセシルが着地の瞬間を狙いスピアを発動させオオカミを串刺しにし動きの止まったオオカミをジンの2回目の攻撃でトドメをさす。

2人の呼吸がぴったり合った素晴らしいコンビネーションだった。

相変わらず2人とも一言も話さないから分かりにくいが、オオカミを倒した後は心なしか嬉しそうな表情をしているような気がした。


そんな訳で最初こそピンチになったら助けに行かなければ!と身構えていたが今では一応索敵は発動させているものの前を行く二人の後をただついて行くだけの完全なお荷物になっていた。別に率先して戦いたい訳ではないがそれは前で戦う2人も同じだろうと思うとやはり申し訳なく感じる。

もっとも俺と同じで全く戦って無いくせにえらそうに指示と文句だけを言い続けている男もいるがな。


俺は隣の不機嫌そうな顔を見る。

森に入ってからずっと不機嫌そうな顔をしているレイモンドはそこにいるだけで場の空気が悪くなる。

それも時間がたつごとにどんどん機嫌が悪くなっているようで舌打ちの回数が増えてきた。早く帰りたい・・・。


数時間森をさまよい空が茜色になってきたあたりでレイモンドが進軍を止めた。やっと町へと帰れるかとため息をつくとレイモンドは軽く空を見上げてから告げた。


「今日はここで夜までキャンプだ」


オオカミ討伐依頼まさかの延長戦が決定した。

今月は研修続きで投稿が遅れるかもしれません

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