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プールⅡ

「いいですか~みなさん!作り方は~まず市販の爆弾を購入します。ぽちっとな!で買える。買えるんだよ~本当にすごいよねネットショッピングって!」

りんが満面の笑みでスマホを…ってちょっと前に石根にたいしてス魔ホ壊れたから貸し手と言っていた気がするのだがそれは昨日せいだろうか。昨日せいということにしておこう。

「ねぇりん…ちゃん…私たちのス魔ホだと爆弾出てこないんだけど…どうして?」

ゆいが恐る恐るりんに質問をした。ゆいの足はすごい震えている。りんはそれを聞いて首をかしげてから困ったような顔をした。これではみんなと楽しい楽しい爆弾製作ができなくなってしまう。

「うん!じゃぁ買えないなら一から作ればいいじゃん爆弾!」

(一同)「………っは!?」

りん以外のA組のメンバーは口をそろえては!?といった。ごもっともだ。

危険な発想だ。なければ作ればいい。それはいい考えだと思うぞ。

だけど爆弾を一から作ろうとしているのだ。さすがの先生もワナワナと震えながら目が死んだように笑っていた。ピキピキと怒りの筋が入っていく先生。


バキッ


この音がしたと思うと、先生の右手に持っていたバットは木っ端微塵に粉々になっていた。

「あれれりんさん。さっき言いましたよね?危険なことをしたら倍返しいたします。と。」

「あれれ~?はお。そうだっけ?」

りんがくるりと横を向いてはおに質問した。はおは顔をうつむけて小声で、「頼むから俺のことを巻き込まないでくれ」と汗だくになりながらつぶやいていた。

「…おっけ~!先生はおも聞いてなかったポイです!」

「そうなんですか?じゃぁ二人とも放課後説教…でいいですかねはおさん。」

先生はいつも道理笑顔を絶やしてはいなかったが、さすがにりんのことが信じられないのかはおに言い訳をする機会を与えた。

「…俺話聞いてましたよ。おいりん!やっぱ一人で説教されるのやだから俺を巻き込むんだな。」

「じゃぁ全部言える?」

先生が質問をするとはおはにやりと笑った。

「「いいですか皆さん。決してりんさんのような危なくて狂ったような似しないでくださいね。もしそうした場合…私がその倍のことをしてぶっ飛ばします。」って言ってましたよね。」

その時の先生の表情とテンションと言葉を完全再現してはおは言った。

モノマネはうまい。だがはおはりんの物まねだけはもうやらないと心の底から決めている。

りんの物まねをするとなつとゆいにがみがみと文句を言われぶっ飛ばされるからだ。

「…はおさん以外と似てますね。でもちょっと怒りの筋が入ってたり目が笑ってなかったりしてるのは違うと思うんですが…。」

先生…認めてください。あなたは大体目が笑ってないけど笑顔で…怒りの筋が入ってます。

「はいすいません…。(ふざけんな~!俺は完全再現しただけだ!)」

「でも…いつも怒りの筋は言ってるの先…」

らむがすんごい小声で先生にたいしてそういうも、全部言い終えることはなく隣にいたセコが超高速スピードで口を閉じさせた。これを全部言わせると先生がガチギレするからだ。

「大丈夫ですよセコさん。私がそんなことで切れるような器の小さい人間に見えますか?」

少し圧をかけて先生が質問をした。

「…いや…いや……そ…そんなこと…ないです…。(プール始まんないかな…)」


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