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いざリハーサル 前の最後の練習

ドタバタな昼が過ぎた後5時間目が始まった。

これがリハ前の最後の練習だ。だからみんなまじめにやってるよね。さすがに。

「サボってたら居残りだから!あと先生ずっと見てるから気を抜かないでね!」

先生がそう言った。右手にマイク、左手に金属バット。すごいですねこの先生。スパルタだ。

サボってたら居残りはまずいと思いみんな必死ににやってるみたい。

だって早く帰って魔法の最終確認とか、勉強とかしたいだろうし。あと今日は寮でみんなで勉強会するらしいし(りんは不参加で)

「ラム木琴できない…鉄琴の人助けて…」

鉄琴と木琴は形は似てるが全然違うのに…。多分音とか構え方とかを知りたいんだろう。

なつがやってきた。なつは鉄琴だ。鉄琴は意外と聞こえるから重大だ。

「ラムちゃん何がわかんないの?」

なつは優しく声をかける。目線はりんのほうを向きながら。

「…ラムはこの楽譜がよくわからないの…なに…?この黒塗りに近い楽譜…」

そういわれたので目線を楽譜のほうに頑張って移すなつ。その楽譜を見た瞬間しりもちをついた。

「うわ…きもい…これもう楽譜じゃないよね…」

なつの言葉にラムは首をたくさん縦に振る。二人は頭を抱えて座り込んだ。

「お~いラムさ~ん!なつさ~ん!居残りになりたくないなら練習に戻って~!」

先生はしっかり見ていた様子。でもこういうのも一応練習という類には入るんじゃないか?

まぁいいか。

「ラムわかんないから…適当に叩く…」

ラムは一人小声でそう言った。適当にして不協和音にならないといいね。そう思った。


「はおー♪ピアノ弾けんの?」

りんがハイテンションでグランドピアノのほうへと駆け寄った。

コイツが引けるとは思わないのだが。だってあれだぞ…?初の通しで最初にやらかしたやつだぞ?

「………………………………………弾けるわけねーだろ!」

「私はちょうちょが邪魔すぎて練習できないからこっち来た!」

あ、またちょうちょが来たんだね。どうしてこんなに邪魔なのかな?ちょうちょ…。

「俺にとってはそのちょうちょと今来たりんは同じだよ!」

邪魔をしてくるちょうちょと、邪魔をしてくるりんは同党だとはおは本人にそう言った。

「私…オルガン全く弾けないんだけど…」

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