#53→42
廃墟の中 現に姿見
立ち入り禁止 その声が聞こえる前に
塵芥に火を点けて 霞んだ空気を宥める
最愛の貴方にさよならを 言いたくて
希望廃棄 厄 感情の衰退確認
深謀遠慮 怪 惨状の徹底残忍
荒んだ花びらを穿ち 酷く色褪せる薔薇
禁忌の戒め 意思の貶め くだらない誇張に返答を
死に願い 日に日に疎い 存在証明の成れの果て
仄暗い明日の夜闇を口遊んでグッバイ
首傾げた貴方の深き 愛の衰退
啜り泣いても 貴方の声は聞こえない
ならば心の光を消して 影へと成り行こう
存在証明無意味自殺願望接戦敗退衰退派閥嫌悪論争希望論感情怨嗟聾唖虚言欺瞞跳梁跋扈深淵溺水空想夢見物語凄惨曇天兆候不規則間隔劣等感退場御歴々瑟々幻想愉悦後猖獗鑿開汚濁追躡髄粉砕平等秘匿屑荊棘憎悪
惨たらしい有様なんのその
精神の不憫 脳震盪の筋 狐の嫁入り
不意に酸いに喰いに逆らう 貴方はもういない
会心の虚偽 綺語の並列 妖の鼓動耳にして
幾度 混乱状態
意味不明のコード 偲ぶ感情の嘯き
求める「死」を
芥に瀕死 禁止に廃止 目の前の韜晦
眩む視界と躊躇う劣等感
死へと自ずと向かい 最愛の貴方へ